これまでのおはなし

『阿蘇さとう農園』の“阿蘇の高菜マスタード”

今日は、『阿蘇さとう農園』の“阿蘇の高菜マスタード”を紹介します!

中野「『阿蘇の高菜』って、ご存知ですか?」
玲子「有名ですよね。お漬物とか、油炒めとか。」
中野「阿蘇地方の道の駅や直売所などには、大体置いてあります。三池高菜とはちょっと違った高菜ですが、その種でマスタードを作った方がいます!」

【“阿蘇高菜マスタード”とは?】

『阿蘇高菜』は、昔から阿蘇の土産物として人気のある食材ですが、殆ど“阿蘇高菜の漬物”に加工されます。
しかし熊本県阿蘇市にある『阿蘇さとう農園』の佐藤智香さんは、「昔から地元では、辛子の代わりにピリ辛の種を使う事もあったそうです。」と、阿蘇高菜の『種』に着目、“阿蘇の高菜マスタード”を開発されました。

中野「阿蘇高菜は、春先に葉っぱを『漬物』にして、花が咲いて、そして菜種みたいな種が取れます。この種を使って作ったのがこのマスタードです。」

←種を取るため乾かした阿蘇高菜

原材料は“高菜の種子・塩・酢”だけ。塩は『岩塩』を使い、酢も相性の良いものを選びました。使い方は一般の“マスタード”と一緒です。

玲子「見た目、普通のマスタードです。ちょっと粒が小さいかな?」
中野「今日は、クラッカーの上にチーズやサラミを乗せて、その上にマスタードを乗せています。」
玲子「香り豊か!粒粒が立っていますよ…あ、ちょっと後からピリ辛が!」
中野「高菜の風味も少しします。」
斎藤「これ上等!!美味い!!」
玲子「辛さがツンツンしない!丸い辛さです。」

【◆『阿蘇さとう農園』では?】

“阿蘇の高菜マスタード”に使用する阿蘇高菜の『種子』は、約5アールの広さの圃場で栽培されています。年間、商品になるのは30kgぐらいしか採れません。
佐藤智香さんは可能な限り、昔からある農機具・機械を使って栽培・収穫から加工をされています。

玲子「智香さん、若いですよ!何か棒を持ってる…」
中野「この棒は、たたいて種をサヤから出す『ふりこ』という器具です。この作業の事を『あやす』と言うそうです。」
斎藤「まだ若いのに…受け継いだのですか?!」
中野「お祖母ちゃんと2人でされています。」

その後、今では殆ど使われなくなった『唐箕(とうみ)』と呼ばれる農業機械を使って、殻や埃を取り除く作業をし、そして多くの加工工程を経て“阿蘇の高菜マスタード”が完成します。

斎藤「智香さんはマスタードだけを作られているのですか?」
中野「有機栽培で育てた野菜を出したり、『まんまミーア!』という漬物工房もされています!」

“阿蘇の高菜マスタード”は、阿蘇でハム・ソーセージ・ベーコン等を手作りされている『ひばり工房』の池田さんが、開発や販売の助言や手伝いをされています。
(※『ひばり工房』については、2014年11月17日放送のページをご覧ください。)

★「阿蘇の高菜マスタード」100g入り・・・・・860円(税込)

【販売店・連絡先】
『ひばり工房』 熊本県阿蘇市一の宮町中通
TEL: 0967-22-1894

中野「一部、道の駅などでも販売されていますが、『ひばり工房』に連絡して頂ければ、美味しいハム・ソーセージ・フランクフルトと一緒に食べられますよ。」
玲子「絶対合いますよ!!さて来週のお話は?」
中野「福岡県の“筑穂牛”を。『筑穂牛ファンクラブ』という集まりがあります!」
玲子「ご期待ください!!」