2019.07.12
『JA筑前あさくら』の女性部朝倉地区部長の久保山とよ子さんをご紹介
中野「8月3日(土)JR博多駅前広場で行われる『水と緑マルシェ』で販売するのにオススメの商品をお持ちしました!さて“何のアイスキャンディー”か分かりますか?その“何か”を久保山さんが栽培されています! 」
後藤「サッパリ!」
川上「さわやか!」
陽区「美味しいけど初めての味ですね」
川上「若干酸味もある!」
中野「どこにも無い物なので食べたことがあるのは数名だと思います」
久保山「私もまだ食べたことがありません」
後藤「開発したばかりなのですね!」
川上「プラム?さくらんぼ?ライチ?シソ?」
中野「“シソ”近いですけど・・・“紅たで”です!」
陽区「聞いても分からない!」
中野「お刺身の横に赤い葉っぱがちょっとあるツマです」
【“紅たで”とは??】
“紅たで”は朝倉市の特産農産物として生産されています。『JA筑前あさくら』のたで生産部会の8軒の農家さんが栽培されています。“紅たで”には“細葉”“丸葉”“青たで”があるのですが、『JA筑前あさくら』の“紅たで”は、30年以上前から栽培に取り組まれ、“博多 本たで 四季紅”というブランドで全国に提供されています。『JA筑前あさくら』の“紅たで”は現在全国に70%以上のシェアがあるそうです。
陽区「とよちゃん一口食べてみて下さいよ!」
久保山「我ながら美味しい!」
中野「紅たで自体には酸味はないのですが、シロップにする時に酢を入れるのです。この色を出すのに一苦労!」
後藤「綺麗なルビー色ですものね」
【栽培は?栄養は?】
今回スタジオに来て下さった久保山とよ子さんの“紅たで圃場”は約30アール(3反)あります。(久保山さんは“つぼみ菜”も栽培されており2015年3月に御紹介致しました)
栽培は「播種」後、夏場では一週間、冬場では二週間から20日収穫までかかるそうです。「夏はビニールハウスのビニールを開放し、冬はビニールハウスで栽培します。」とのことです。栽培する土壌は2年に1回ほど総入れ替えするそうですが、それまでは栽培区画をローテーションし、連作を避ける工夫をされているそうです。収穫は手作業で刈り取られますが、刈り取りは「中華包丁」を使って行われているそうです。久保山さんによれば「もしかしたら、中華料理店の中華包丁より、良く切れるかも。刃がたってないと刈り取れんから。」と言われていました。刈り取り後は、洗浄、選別など細かい丁寧な作業の後、箱詰めにされて出荷されます。
陽区「広い畑ですよね!それを手で刈り取るのですか?」
川上「大変ですね!」
中野「今まで、刺身のツマとして少量しか食べられなかったのですが、実は栄養価が高いのです!凝縮してアイスキャンディーとして食べればかなり摂取できます」
久保山「ビタミンも豊富です」
“紅たで”は昔から「薬草」として様々な場面で漢方民間薬として使用されてきたそうです。日本では鎌倉時代の文献に残されており、中国・ヨーロッパでも使用された歴史があるそうです。 “紅たで”はポリフェノール類(特にイデイン・イソケルシトリン)が豊富に含まれており、カロテノイドの一種「ルティン」の含有量も「ほうれん草」などの野菜類に比べたかいことが分かったそうです。『JA筑前あさくら』では平成15年度から福岡県農業総合試験場や福岡県工業技術センターなど6機関と一緒に“紅たで”の機能性に関する共同研究を行ってこられましたが、その結果、「高い抗酸化作用」「肝機能改善」「免疫活性化」等々の効果が確認されたそうです。
【“紅たでアイスキャンディー”が開発された理由は?!】
久保山さんは“紅たで”の出荷時に出る、規格外等のロスが「勿体ない」と以前から思われ、独自の取り組みとして「乾燥加工」などを試みられていました。今回、『JA筑前あさくら』の『紅たで生産部会』及び『女性部会』、朝倉市の『あきづき市場』と柳川市の『椛島氷菓』との連携により、“紅たでアイスキャンデー”の開発に取り組み、ほぼ完成しています。この夏の販売開始を目指して最後の仕上げを行っている最中です。
●8月3日(土)JR博多駅前広場で行われる「水と緑マルシェ」で販売決定!!
●朝倉市長谷山にある『あきづき市場』で今後販売予定です!
川上「来週は?」
中野「平戸市の『ひらんの里』の“ニンニク”をご紹介します!お楽しみに」