これまでのおはなし

みやま市の森さんの“セロリ ズッペン”

今日は、森さんの“セロリ ズッペン”を紹介します!

玲子「ズッペン・ズッペン・ズッペンペン!?」
中野「福岡県みやま市の森弘子さんが作られる「ズッペン」という会社名と言いますか、商品名と言いますか…「ズッペン」というのは、ドイツ語で『スープ』の事です。」

【森さんの“セロリ・ズッペン”とは?】

福岡県みやま市瀬高町の森弘子さんが作られる、乾燥野菜をブレンドした野菜たっぷりのスープの素です。
みやま市瀬高町の特産品「セロリ」をベースに、玉ねぎ・ニンジン・しめじ・えのき・エリンギ・紫玉ねぎの乾燥野菜をブレンド。戻し時間不要。お水を入れてお鍋で煮込めば、美味しい野菜たっぷりスープの出来上がりです。「コンソメ」「ミネストローネ」「クリームスープ」の3種類があります。

【みやま市瀬高町の「セロリ」は?】

みやま市瀬高町は「セロリ」の国内三大産地として知られています。『瀬高町セルリー部会』は、会長の坂田和章さんを中心に、平均年齢40歳前半の皆さんが「セロリ」を栽培されています。

「セロリ」は11月中旬から出荷が始まり、6月まで出荷が続きます。多くは二期作で収穫されます。(一部は三期作されておられるそうです)6月に収穫が終われば、すぐに11月収穫分の育苗作業にかかられるそうです。ハウスは、育苗ハウスと栽培ハウスがそれぞれあるそうです。育苗は播種(種をまくこと)から始まります。

中野「種から育てて、フタバが1cm未満になった時ピンセットで、摘葉といって葉っぱを採っていって、将来育つ姿を想像しながら、株を整える作業をされるそうです。」
斎藤「盆栽みたいですね。」

セロリの成長に合わせ、株を整えるためにも、摘葉が行われます。「これをやらないと背が高くヒョロヒョロとしたセロリになってしまう。」坂田さんが説明してくれました。

【「ズッペン」誕生秘話!!】

森さんは直接「セロリ」の栽培はされていませんが、坂田さんやセロリ農家の皆さんのハウスを訪れた際に、規格外や、株を整えるために摘葉されたセロリがあるのを見て、「もったいない、何とか商品化できないか?」と考えられたそうです。

また育苗の際、1cmにも満たないフタバの作業を見て「とても感動した。こんなに手をかけてセロリが栽培されている事を知らなかった。」と森さんはおっしゃっていました。
これだけ手をかけて栽培されるセロリを、少しでも無駄にしたくない、また手のかかる農家さんの作業を多くの方に伝えたいと、商品開発された商品が「セロリ ズッペン」です。

玲子「お洒落なパッケージに入っていて、『コンソメ・ミネストローネ・クリームスープ』とありますが…?」
中野「ちょうどマグカップ1杯分ぐらいできるように、小分けになっています。」
玲子「これはコンソメ味ですね〜。野菜が甘くてトロトロになってる!」
中野「野菜がたくさん入っていて、スープは色々な所からお手伝い頂いているものが入っています。森さんが作られたわけではありません。」

シャキシャキがお好みの方は、10秒ぐらい。トロトロがお好みの方は、10分ぐらい…煮詰める時間はお好みで!スープ以外にも、カレーやシチューなどの煮込み料理から、ソースや炊き込みご飯のかやくにも!

中野「セロリの生は生で楽しんで!廃棄にしなければならなかった規格外は、このような形で楽しんで!食物繊維たっぷりですから!」

生産者と森さんがチームを組んで、誕生した“ズッペン”
乾燥させた野菜は、生の野菜とはまた違った香ばしさです!

【販売先は?】

現在はみやま市の「道の駅 みやま」、筑後市の「川の駅 船小屋 恋ぼたる」で販売中。
価格は各種一袋230円、化粧箱入り6袋入り(各種×2袋)1500円、いずれも税抜き

【連絡先】〒835-0024 福岡県みやま市瀬高町下庄1517番地1  株式会社 ズッペン
TEL/FAX:0944-63-2020

★「中野ユキヒロの九州の食と文化応援隊」から生まれた企画!
絵本『トマトくんのありがとう』 3月ごろ発売決定!
・原作:中野ユキヒロ  文:徳永玲子  絵:二木ちかこ
(株)グッドブックスから 定価:1,500円で3月頃発売予定デス! 〜お楽しみに〜

玲子「来週のお話は?」
中野「熊本県南小国町の“山のいぶき”を!」