これまでのおはなし

長崎市・長崎和牛の『出島ばらいろ』

今日は、長崎市・長崎和牛の『出島ばらいろ』を紹介します!

玲子「物凄く、テンションが上がっております!!」
中野「全部一押しなのですが、特におススメの品です!4年ぐらい前に、長崎市に行った時に『出島ばらいろ』という名前を聞き惹かれました!」

【『出島ばらいろ』とは?】

長崎和牛『出島ばらいろ』は、長崎地区肥育牛会員の長崎市内の8畜産家の皆さんが肥育されているブランド牛です。(岳下肇さん・林勝行さん・前田博孝さん・森山寿樹さん・山中茂さん・山道俊夫さん・渡部英二さん・渡部孝信さん)
肥育頭数は、8戸の生産者の皆さん合わせて 約2,300頭だそうです。“長崎和牛”は、平成24年開催の「第10回全国和牛能力共進会」で、内閣総理大臣賞を受賞するほど品質の良い肉で『出島ばらいろ』も受賞に大きく貢献しました。『出島ばらいろ』は“薔薇”の花の色を連想させる鮮やかな赤色と正肉の歩留まりが良く“ばら肉”が厚いという特徴があり、それが名前の由来でもあります。また、ブランド牛の代名詞にもなっている“霜降り”部分だけではなく、“赤身”の食味の良さを追求した肥育をされています。

中野「今日は“いちぼ”という貴重な部位を、サイコロステーキと、ちょっと表面を炙ってタタキにしたものを持ってきました。」
玲子「ちょっと大きいサイコロステーキを…うわっ!肉汁が!!!うわっ!甘い!!!」
中野「脂の質も、ちょっと違うのです。アブラ・アブラしていません。」
甲斐田「タタキを…うわ〜〜柔らかい。」
玲子「脂身の部分が美味しいんですけど!?」
中野「飼料が違いますし、大事に育てられているからでしょうね。」

【育て方は?】

岳下肇さんの肥育場を見学させてもらったのですが、畜舎の広さは、平均的な一頭当たりの面積よりもかなり広く取られています。畜舎内は、日光が取り込める工夫がされており、クラッシク音楽がスピーカーから流れています。また、大きな“歯ブラシ”を思わせるような自動車のタイヤを加工したブラシが、ちょうど牛の背中や頭にあたるくらいの高さに吊るされています。牛達は、そのブラシに身体を擦り付ける動作を盛んにしていました。

岳下さんにお話を聞くと「子牛で我が家に来た牛達は約2年の間、この畜舎で暮らさないかん。少しでも気持ちよく過ごせるように育てる人間は注意を払うべき。タイヤは痒い所に擦り付ける為に吊るしています。」と言われていました。「牛は話す事がでないから人間が注意深く気をつけてあげないといけない。」と畜舎の見回りを頻繁にされ、最後に見回るのは、夜11時くらいだそうです。

玲子「ストレスなく育っているのでしょうね。」
中野「寝牛と言って、良く寝ているのですが、岳下さんが来たら牛が寄ってきて、舌で舐めるのです!」
甲斐田「愛情表現じゃないですか。」

餌箱も広めに取ってあり、与えるワラは、長崎からわざわざ佐賀まで集荷に行かれるそうです。そして、粗飼料のワラと配合飼料が丁寧に別々に置かれ与えられていました。

中野「“カレーライス”のように別々に置かれているのです!」
甲斐田「混ぜてないのですか?」
中野「なぜ?と聞いたら、“カレーライス”が出された時に混ぜてあったら嫌でしょ。牛も嫌なのよ。と言われていました。」
玲子「すごい!牛の気持ち重視なんだ…。」

『出島ばらいろ』は、長崎市のふるさと納税の謝礼品の一つです。

【販売先】
『株式会社 東美 精肉部』長崎県長崎市浜町1-22

【TEL】
095-826-0121  などで購入できます。

また「焼肉 真」などで、食べる事も出来ます。是非『出島ばらいろ』で検索を。

玲子「さて次回のテーマは?」
中野「福岡県朝倉市・三連水車の里“ガーリック醤”の誕生秘話を!」
玲子「来週も楽しみです!ありがとうございました。」