これまでのおはなし

佐賀県唐津市『大場食品』の“こんにゃく”

今日は、佐賀県唐津市『大場食品』の“こんにゃく”のご紹介です。

玲子「暑くなりましたね〜」
中野「暑い時にピッタリの“こんにゃく”です」

【『大場食品』とは?】

『大場食品』は佐賀県唐津市浜玉町にあります。創業は昭和25年。現在は、三代目の大場賀都夫(かつお)さん、祐子さんの御夫婦で営まれています。創業以来「蒟蒻・ところてんを主体に、食文化の向上を目指して高品質な製品造りをする」をモットーに製品造りをされているそうです。『大場食品』のある浜玉町を流れる玉島川は、鮎が生息するほど綺麗な川で背振山系を源流とします。蒟蒻作りも水が決めてで、『大場食品』では、井戸を掘り地下水を利用されているそうです。

中野「食べ物はほとんど“水”が決め手で、“こんにゃく”もです」

【“こんにゃく”とは?】

『大場食品』は“生芋蒟蒻シリーズ”“大判・小判刺身蒟蒻シリーズ”“そうめん蒟蒻シリーズ”など数多くの商品を開発、製造されています。

田上「“こんにゃく”って、こんなに種類があるのですね!」
玲子「氷が入った冷たい刺身コンニャクを…」
中野「それはスペシャル商品で、“極とろさし”という蒟蒻です」
田上「玲子さんが取ったのが、“柚子ごしょう”の“極とろさし”ですよ」
玲子「柚子こしょうの粒々が!」
中野「今までにない食感なので食べてみてください」
玲子「プリンプリン!噛みごたえがあるけど、ほどけていった…柚子が爽やかで、ピリッと来る!」
田上「“青じそ”頂きます…キレイ!透明の中に緑が!」
中野「その青じそも大場さんが作られたものです」
田上「おいし〜〜い!!トロトロ!!」
中野「氷で冷やせば冷やすほど、美味しく頂けますので、夏にピッタリです」

“生芋蒟蒻シリーズ”については、蒟蒻芋を使い昔からの伝統的な製法で作られた、いわゆる“板こんにゃく”です。料理の味の染みが良く引きの強さが特徴です。通常、“板こんにゃく”は“湯通し”をした後、料理をしますが、『大場食品』の蒟蒻は“湯通し”せず、生でも食せるそうです。
“大判・小判刺身蒟蒻シリーズ”“そうめん蒟蒻シリーズ”に使われる「蒟蒻芋」「大葉」「唐辛子」などの素材は、大場さんが育てる『大場農園』で栽培されたものも使用され、素材ごとの色を生かして商品が作られています。“そうめん蒟蒻シリーズ”は、春夏限定の商品です。柚子・梅・青じそ・豆乳・青のり・柚子ごしょうなどあります。

中野「自分たちで用意できる素材は、自分たちで用意して作られています」
田上「これは…こんにゃく?“うどん”のように見えますが?」
中野「“ざるうどんこんにゃく”です」
玲子「罪悪感なく食べられますね」
中野「ノドに詰まらせないように食べてくださいね」
玲子「たしかに噛みごたえがある!」
田上「普通のうどんより、ノド越しが爽やか!!」

“トコロ天”も、オススメの逸品です。祐子さんによれば「お婆ちゃんが作っていたレシピを引き継いでいます。トコロ天にかける三杯酢はお婆ちゃんのレシピで材料に唐津特産の“元寇”という柑橘の果汁を使っています」との事です。

玲子「矢継ぎ早に“ところてん”も頂きます…」
田上「ドンドン行けます!夏場良いですよ〜〜」
玲子「しっかりした噛みごたえで。味わいも美味しい!」
中野「ちょっと違うでしょ。付き立ても美味しいのですが、少し時間をおいて水分を少し抜いたぐらいも美味しいと祐子さんに教えてもらって頂いたのですが、本当に美味しかったです」
玲子「大場さんの所スゴイ!」
中野「凄いんですよ!アイディアマンで色々な物をご夫婦で作られています。奥様は元気で明るくて、旦那様は穏やかで、良いご夫婦で美味しいものが出来るはずです」
玲子「これは、罪悪感なく腹いっぱい美味しく頂きたいですね」

様々な組み合わせのお中元のセットもあります。唐津市七山にある『鮎の里』等でも販売されています。祐子さんは以前、保育士をされていたそうで、子供たちに蒟蒻が出来るまで等も教えていらっしゃいます。

玲子「コンニャクは芋から出来るって知っているお友達少ないでしょうからね」
中野「植えて3年経たないと使えないそうです」
玲子「それは、おばちゃんも知らなかった」
中野「4年目までは使えるそうですが、それ以上経つと花が咲いて土の中で流れてしまうそうです」

●お問合せ先●
『有限会社 大場食品』  佐賀県唐津市浜玉町五反田752番地
TEL :0955-56-6817

玲子「さて来週は?」
中野「大分市の『鶴亀フーズ』の商品を紹介します!」
玲子「目出度い名前ですね。来週もよろしくお願いします!!」