これまでのおはなし

佐賀県太良町『早津みかん園』の“おひさまおれんじ”

今日は、佐賀県太良町『早津みかん園』の“おひさまおれんじ”のご紹介です。

玲子「今日は“みかん”!キレイね〜」
中野「温州ミカン系のミカンですけど、オリジナルブランドで“おひさまおれんじ”という名前が付いています!」
田上「ホント、お日さま色!ツヤツヤしてますね」
玲子「ミカンの生地じゃないみたい!お尻もプックリ」

【『早津みかん園』 の“おひさまおれんじ”とは?】

『早津みかん園』は、佐賀県藤津郡太良町にあります。代表は、早津昌俊さんです。農業歴は約25年になります。圃場の面積は、2.2ヘクタールあるそうです。“おひさまおれんじ”は“温州蜜柑”と呼ばれる蜜柑の一種です。一般的な“温州蜜柑”に比べて、表面はキメが細かく、ツヤツヤしています。食味も糖度が高く濃い味をしています。サイズはSSサイズ の様な小さな物から3Lサイズの大きな物までありますが、食味は小さめの方が濃いそうです。生産量は『早津みかん園』全体の25%くらいですが、売り上げは半分以上を占める人気商品です。

玲子「皮が薄いですね…いただきます…甘い!!!」
中野「濃い味ですよね」
玲子「糖度が高い!!!ジュースも多い!!!」
中野「圃場が斜面で、海に面していて日当たりも良いですし、色んな条件が整っている所で作られています」
田上「パクパクいける!」

青果としては12月中旬から下旬が出荷のピークで、現在は“おひさまおれんじ”のジュース加工をされています。(1月20日頃販売開始予定)
『早津みかん園』では柑橘類を約15種類栽培しており、“おひさまおれんじ”以外にも、“スイートスプリング”や“クレメンティン”“ネーブル”などお届けできます。

中野「ジュースもあります。僕の手絞りなので果肉もたっぷり入っていますが…」
玲子「ジュースの色もお日さま色で!」
田上「キレイなオレンジ!」
玲子「ん!美味しい!!甘みの良いとこどりですよ」
田上「おいし〜い」
中野「これがまもなく発売になります」
玲子「常備したい!おいし〜〜い!」

【『たらみかん活性化プロジェクト』とは?】

玲子「太良町にはミカン農家が多いんですか?」
中野「沢山おられます」

以前(昭和58年頃)は360万トン程あった生産量が今は70〜80万トンと五分の一に減っています。今後ももっと減る危険性があり、皆んなで“みかん”の普及に頑張らなければいけないと、早津さんは太良町の蜜柑農家さんを中心とした「太良シトラス会」の会長をされ『たらみかん活性化プロジェクト』という活動をされています。
活動は東京大学の『東大みかん愛好会』、お茶の水女子大の『Ochas』の皆さん、佐賀県立有田工業高校の生徒の皆さんとも連携されています。『東大みかん愛好会』は、みかんのプロモーション・ブランディング、『Ochas』は加工品開発、佐賀県立有田工業高校の生徒さんはパッケージ(みかん箱)のデザインなどをサポートされています。『たらみかん活性化プロジェクト』の「ロゴマーク」は『東大みかん愛好会』が中心となり、全国公募が行われ、850点近くのデザインから選ばれました。

中野「面白い話も聞かせてもらいまして、“みかん”には“種”がありませんよね。そして“接ぎ木”で増やしていくので“根っこ”もない。“種”も無い“根”も無い状態で増えていく…これは人間の力を加えない限り自然界では生きていけない。だから育てる時は丁寧に育てなきゃいけないんですよ!」
玲子・田上「う〜〜ん」
中野「ものすごく思い入れ強い方です」
玲子「味に表れています」

●『早津みかん園』
佐賀県藤津郡太良町糸岐1540-10  TEL : 0954-67-0357
※色々なセットがあります。『早津みかん園』のHPをご覧ください。

玲子「さて来週は?」
中野「佐賀県佐賀市『ヨコオファーム』の“馬鈴薯”を紹介します!」
玲子「来週もよろしくお願いします!」