これまでのおはなし

北九州市小倉南区の『梅の里工房』と『かぐやの里』

今日は、北九州市小倉南区の『梅の里工房』と『かぐやの里』のご紹介です。

中野「“合馬の筍”で有名な小倉南区にあります」

【『梅の里工房』とは?】

『梅の里工房』は、福岡県北九州市小倉南区辻三にあります。平成8年に結成。リーダーの明石久実子さんはじめ10名の女性グループで加工品等の製造をされています。活動の拠点は、皆さんで出資し共同で使用できる地元の公民館です。健康や食の安全を考え、地元合馬で収穫され農産物などを材料として加工品を作られています。発足のきっかけは、この地域で農業を営まれる農家さんは兼業農家が多く、農閑期には仕事がない為、奥さんの多くは北九州市内に仕事を持たれている方が多いそうです。農業の後継者を残していく事や市内に仕事を求めに行かなくても地元で就業できる場所があればという思いもありグループを結成されたそうです。商品は多くを作る事はできませんが、結成当時からのメンバー10人で計画的に製造、販売されています。

【リーダーの明石さんは?】

リーダーの明石さんは、三岳山護聖寺(曹洞宗)のご住職の奥さんです。約600年の歴史を持つお寺です。御寺の周りには、『三岳梅園』という“梅”の名所があり、工房の名前もここから由来しています。またこの梅園で収穫される“梅”を使った加工品を『梅の里工房』では作られています。

中野「今日はドレシングをお持ちしました」
玲子「サラッとした液体タイプですけど、これに“梅”が入っているのですか?」
中野「梅干しを漬ける時に出る“梅酢”で色々な加工品を作られているそうです」
田上「3種類ありますね…ぽん酢タイプと、梅酢味噌と、手作りの味の梅ドレッシング!」
中野「ドレッシングですから、私の庭にあった水芋の茎とネギを持ってきました」
玲子「手作りの味を…うわ〜サッパリして美味しい!梅の甘みも感じられる!」
田上「梅酢味噌を…口に入れた瞬間、梅の香りがフワッと広がって!」
玲子「甘い感じがする!」
田上「もっと梅の酸味が強いかと思ったけど、強すぎない!」
玲子「ポン酢タイプも、甘みがまずブワッと来て、後から酸味が感じられます!」

商品には“梅干し”“梅ドレッシング”“梅酢味噌”“梅ジャム”などがあります。“梅”関連の商品の他にも、“どくだみ石けん”などを作られています。三ヶ月熟成させて作られるそうで「天然の油脂と生のどくだみを原料にした無添加石けんです。リピーターの方もおられ、高知県から注文が来ますよ」と明石さんが説明してくれました。

玲子「これ美味しくって飲みたいです!」
田上「ホントに爽やか!」
中野「温かいお湯で割ったりしても良いかも!?」
田上「玲子さん飲んでる!!」
玲子「飲んでも美味しいんですけど!!あっ、好きです!」

【『かぐやの里』とは?】

リーダーの明石さんは、護聖寺と併設した所でという精進料理も提供されています。屋号は『精進料理 かぐやの里』といい、完全予約制の精進料理コースを頂けます。季節の素材を使って料理を作られています。「料理の経験は20年ほどありますが、精進なので出汁は、昆布、椎茸、大豆、干瓢などの植物性のものだけで取るので素材との味の調和に神経を使います。」との事です。

玲子「お肉使っていないんですか!?」
中野「全部使っていなくて、手作りで作られています。完全予約制ですけど、200年以上樹齢があるツツジとか、今から紅葉が素晴らしいので、ぜひ行かれて精進料理を食べられて、帰りに『梅の里工房』の商品を買って頂きたいです」
玲子「良いコースですね!」

●連絡先●
「梅の里工房」・「かぐやの里」 福岡県北九州市小倉南区辻三 307

TEL:093-451-1116
※ HP『合馬ドットコム』から購入できます。

玲子「さて来週は?」
中野「大分県中津市耶馬渓の『天雲龍(テンリュウ)』の大江さんを紹介します」
玲子「今週も美味しかったです!」