これまでのおはなし

台湾の彰化県北斗鎮の陳光境さんと台中市苗栗市鯉里の謝杏芬さん、劉正隆さんを中心にご紹介

 

今日は、台湾の彰化県北斗鎮の陳光境さんと台中市苗栗市鯉里の謝杏芬さん、劉正隆さんを中心にご紹介します。

中野「台湾から帰って参りました!」
川上「テーブル一杯に台湾の美味しい物が!!」
中野「台湾でも農家さんと知り合いになりまして、“お米”や“大豆”などお持ちしました」

【北斗鎮の陳光境(ツゥン ゴンチン)さんとは??】

北斗鎮の陳さんは、ご家族で“黒大豆”“大豆”を中心に栽培されています。また、北斗鎮で「豆花(トウファン)」と呼ばれる“台湾式あんみつ”のお店も経営されています。
陳さんは以前IT産業をされていたのですが農業がしたいと7年前に転職されたそうです。“黒大豆”“大豆”は農薬を使用せず有機栽培で生産されています。畑は井戸水を利用されていますが、雨量の増減を考慮し畝(ウネ)の高さを工夫するなどして栽培されています。収穫後は選別、梱包後、陳さんの形成されるお店で販売されています。また、加工品の開発にも精力的にとりくまれており、大豆を焙煎した“大豆珈琲”、インドネシアの代表的な大豆加工品“テンペ”の製造にも取り組まれています。「今後は“味噌づくり”にも挑戦してみたいと!」と話されていました。

中野「日本のお味噌に大変興味を持たれたので九州の味噌話で盛り上がりました!」
川上「味噌談議!」
中野「陳さんから頂いた“黒大豆”と謝さんと劉さんが作った“お米”で“黒大豆ご飯”を作ってきました」
川上「パッと見、お赤飯のようですね」
中野「小ぶりな黒大豆で一晩水につけて炊き上げました」
後藤「うん!歯応えがあって美味しい!」
川上「豆を噛むと甘みが!お米もモチっとして少し香りがありますね!」

北斗鎮は彰化平原の南端にあり、昔、交通の要衝として栄えた所です。日本統治時代の建物も残っています。昔の公設市場も残っており、「有効利用ができれば…。」と地域おこしにも力を注ぎたいという想いを持たれています。

【謝杏芬(シェ シィンフゥン)さん、劉正隆(リュウ チェンノゥン)さんとは?】

苗栗市三義郷鯉里の謝杏芬さん、劉正隆さんは“米”を作られています。農薬を使わず、有機肥料を使った栽培をされています。(台湾では“無毒米”と言います。)お二人は、栽培方法をできるだけ統一し、共同でブランドを立ち上げ、販売されています。謝杏芬の娘さんがブランドのデザイン企画をされたそうです。

中野「日本に“香り米”ってありますが、それに似た種類で食感はもち米、香りは唐黍のような感じです」
陽区「美味しい!」
川上「モチッとして美味しいですね!」

劉正隆さんは元エンジニアのお仕事をされていたそうで、除草の機械などに昔の技術を生かされているそうです。お二人をはじめ苗栗県三義郷鯉里の方々は東海大学と連携し、「地域づくり」や「食育」、「農業体験」などの行事も積極的にされています。お二人の地元、苗栗県三義郷は「木工・木彫り」の町として有名です。また、近年、日本統治時代に作られた鉄道後が観光地となり観光スポットとなっており観光客でにぎわいを見せています。

中野「鹿港を観光している途中で、『孫が作っている“そうめん”だから買って』と言われ、欲しかったので買って来ました」
後藤「器に入っているのは日本のそうめんと同じですが…のどごしが良いですね!」
中野「食感が良いですよね。細いので茹でるのは1分弱でいいです。長さも3倍ほど長いです」
川上「そしてお茶ありますが…」
中野「“冬瓜茶”です。冬瓜を煮詰めて固めた物です」
川上&後藤&陽区「甘い!」

台湾のコンビニなどでも“冬瓜茶”が販売しています。今回紹介した品は送料がかかりますが、インターネット販売をしているものもあります。台湾に行かれた際は是非!

川上「来週は?」
中野「福岡県朝倉市の廣八堂さんの「葛」 をご紹介します!!」