これまでのおはなし

大分県中津市耶馬渓の『天雲龍(テンリュウ)』の大江さん

今日は、大分県中津市耶馬渓の『天雲龍(テンリュウ)』の大江さんのご紹介です。

玲子「中野さんは今日何処にいるのですか?」
中野「今、沖縄にいます。友人知人のお店が、沖縄で福岡を紹介するお手伝いをしています!」

【『天雲龍(テンリュウ)』とは?】

『天雲龍』は大分県中津市耶馬渓町大字柿坂にあります。代表は大江龍馬さんです。

中野「尊敬する大先輩で、地域おこしなど色々と頑張られています」

耶馬渓町は“山の幸”が豊富なところです。“猪”“鹿”などのジビエ料理に使われる素材や、山国川の綺麗な清流で獲れる“鮎”“鯉”“すっぽん”、そして“栗”“きのこ”等の農産物も生産されています。『天雲龍』は、これらの特産品を郷土料理として提供する飲食店です。

【『天雲龍』の料理は?】

メイン食材は殆ど“天然物”です。「鮎もスッポンも全部、耶馬渓で獲れた天然しか使いよらん。」と言われていました。“猪”“鹿”などの肉は、食肉加工処理施設として認可をされた加工場を持たれています。『食肉加工組合 猪鹿(ちょろく)』を立ち上げ、地元の猟師さんと連携して加工、販売されています。『食肉加工組合ちょろく』では息子さんの真郷(マサト)さんも活動のお手つだいをされています。「猪や鹿は捕獲して処理するまでの時間と処理方法で鮮度や味が違ってくる。漁師さんからの情報が入れば直ぐ現場に向かって処理施設で処理します。」と言われていました。

中野「今日は“いちじくのシロップ煮”をお届けしましたが…」
玲子「瓶詰で、大きな大きなイチジクがゴロゴロッと入っていますよ」
田上「いちじくのシロップ煮を初めて見ました…」
中野「丸のまま入っていると思います」
玲子「トロトロになってる!いちじくはこのツブツブがたまりませんね!!」
田上「ん〜〜〜美味しい!!!瑞々しくて優しい甘さが!」
中野「全部手作りです。もうイチジクの旬は過ぎてしまいましたが、これからは栗の渋皮煮を作られるそうです」
玲子「これがこんなに美味しいから、栗の渋皮煮もさぞ美味しいのでしょうね!」

「栗は自分の山で獲れた栗を使います。数量に限りがあるけど毎年遠くから予約を頂いて売切れます。」との事でした。

【大江龍馬さんは?】

大江さんは大阪でサラリーマンをされていたそうですが、脱サラし、地元大分県の別府市で本格的に料理の修行し、40年ほど前に『天雲龍』を開店されました。「地元に帰って田舎暮らしをしながら、耶馬渓の食材で郷土料理を提供したかったので。」と言われていました。大江さんは、地域おこしや観光振興等々、地域活動を積極的に実践されていて、今季で退かれましたが地元の直売所『旬彩館』を立ち上げ、理事としても18年間活動されました。現在は中津市観光協会の副会長をされています。また食品衛生協会の常務理事も務められています。奥さんの紀美枝さんも『手作り まんじゅう工房』で、耶馬渓に古くから伝わる“饅頭”や“おやつ”等を加工製造し『旬彩館』などで販売されています。

田上「いちじくのシロップ煮を初めて食べましたけど、美味しいですね!」
中野「時期は限られますが、『天雲龍』ではデザートに出されるそうです。また『旬彩館』などでも販売されているそうです。」
玲子「『旬彩館』でも買えるし、お店でもいただけるのですね。ぜひ行ってみたいです!」

●連絡先●  『天雲龍』
大分県中津市耶馬渓町大字柿坂745-1 (耶馬溪ダムの近く)
TEL:0979-54-2552
※ 天雲龍のHPから、猪肉なども注文できます。

玲子「さて来週は?」
中野「熊本県南阿蘇村の『阿蘇いちご畑 木之内農園』を紹介します」
玲子「沖縄を楽しんで、帰ってきてね!」