これまでのおはなし

大分県佐伯市蒲江町『村松水産』の「海を愛する男 村松一也さん!」

今日は、大分県佐伯市蒲江町『村松水産』の「海を愛する男 村松一也さん!」をご紹介します!

中野「海を愛する漁師さんです!!」
コン「いい笑顔ですね!」

【「海を愛する男 村松一也さん!」とは?】

『有限会社 村松水産』は大分県佐伯市蒲江町にあります。現代表は一也さんの長男・教雄さんです。一也さんは平成17年11月に『株式会社 かまえ直送活き粋船団』を漁師仲間12名と共に立ちあげられ、当時は代表として「東京や青森など一年に10回ほど、商品紹介のための催事販売をしちょった。」そうです。現在は一也さんの次男・祐介さんが代表をされています。『株式会社 かまえ直送活き粋船団』では、地元で水揚げされる魚介類を材料に加工品を作られています。代表的な商品として地の“ぶり”を使った“がんこ漁師の熱めし”などがあります。

中野「僕も12年前から親しくさせて頂いていて、今日は“がんこ漁師の熱めし”と“がんこ漁師のブリのあら煮”をお持ちしました」
玲子「良い香りです!」
コン「漬け丼みたいな感じですか?!」
中野「船の上でザクザクに切って醤油をかけてご飯にのせて食べる漁師めしです」
玲子「ブリ・プリプリ!!」

【“もじゃこ”とは?】

『村松水産』のある佐伯市蒲江町は、昔から“もじゃこ”漁が盛んなところです。“もじゃこ”とは、ブリ・カンパチ・ヒラマサなどの幼魚の名称です。蒲江町の漁師の皆さんが獲られた“もじゃこ” は種苗として全国の養魚場と取引されています。《活魚》のまま、蒲江町から全国に届けなければいけないため、様々な技術が必要になるそうです。「“蒲江”の漁師の“もじゃこ”は良質で評判がいい。漁師仲間と良質で元気な幼魚を届けるために研究してきた成果。」と説明してくれました。捕獲した“もじゃこ” は《生け簀》で生かすために一日に約20kgの餌も必要になります。30年以上前には、東シナ海や八丈島近海まで漁場を求めて移動されていたそうですが、現在は規制があり、行かれることはありません。また、100隻以上あった「もじゃこ船」と呼ばれる船も今は40隻ほどになったそうです。

中野「僕は魚にはうるさいのですが、この養殖ブリは歯応えといい味といい臭みもなく、本当に美味しいです」
玲子「甘みが凄くて御飯も美味しくなってる!!」
中野「無駄にならないように“アラ”も、『骨まで愛してシリーズ』として骨まで食べれる“あら煮”にしています」
コン「美味い!骨まで愛せます!!」
玲子「甘辛く炊いてあって、骨も美味しい!」

もじゃこ漁の解禁期間は、一年中でわずか4月〜5月にかけ定められた23日間だけだそうです。「当時は1,000万匹以上を水揚げし各地に届けていたけれど、今は養殖業の衰退などで300万匹ほどになった。漁をすれば“もじゃこ”はもっと獲れるけれど・・・」と村松さんが説明してくれました。現在『村松水産』では、漁で捕獲した“もじゃこ”の8割が各地の養魚場へ、あとの2割を自社の養殖場で育てられます。

中野「僕より一つ年上の59歳なのですが、お孫さんが11人いらっしゃいます」
玲子「他にも“ひじきまぜめしの素”とか『活き粋船団』には美味しい物が沢山あるみたいなのでHPを是非ご覧ください!」

一也さんは、現在『蒲江活き粋船団』の代表を退き、「孫のためにイセエビやイカを獲りに行きよるよ。」と言われていました。また一也さんは学校などでの食育活動を積極的にされています。「骨のない魚の切り身を食べさせるよりも骨のある魚の食べ方を教えることが大切。骨のない魚などいないから(笑)」と言われていました。

●連絡先●
『有限会社 村松水産』大分県佐伯市蒲江町大字西野浦210‐1
TEL:0972-43-3502 ※HPあり
『株式会社 かまえ直送活き粋船団』大分県佐伯市蒲江大字西野浦1637-3
TEL:0972-43-3515 ※HPあり

玲子「さて来週は?」
中野「朝倉市の『atelier&shop mike-tomo(アトリエ&ショップ ミケトモ)』をご紹介します!」