これまでのおはなし

大分県国東市『岸田果樹園』の“トンネル貯蔵 熟成 不知火”

今日は、大分県国東市『岸田果樹園』の“トンネル貯蔵 熟成 不知火”をご紹介します!

川上「今日は“ミカン”のご紹介なのですね!」
中野「皆さんご存知の“デコポン”は、品種としては“不知火”になります!」

【『岸田果樹園』 とは?】

“トンネル貯蔵 熟成 不知火”は、大分県国東市の『岸田果樹園』で生産されています。園主は岸田和章さんです。(※岸田さんの生産される“温故蜜柑”は2015年12月6日に紹介しました。“温故蜜柑”は食べる方の手元に届くまで、徹底管理、かわいがって育てた温州ミカンです)

『岸田果樹園』は総面積約4ヘクタール、複数の柑橘を栽培され栽培総数5000本以上あります。岸田さんは大学卒業後、お父さんの後を継ぎ、柑橘の栽培を始められましたが、栽培当初より、大量生産、甘さ、保存期間を追及する栽培に疑問を持たれていました。そんな岸田さんが取り組まれた柑橘の貯蔵方法で熟成したものが“トンネル貯蔵 熟成 不知火”です。

【“不知火”とは??】

“不知火”は「中晩柑」と言われる“清見”と“中野3号ポンカン”との交配種で1972年に誕生した品種です。1月〜5月ごろまでに収穫されます。ブランド柑橘の“デコポン”は、この“不知火”の中で糖度13度以上あることやクエン酸1.0以下などの基準(全国統一糖酸品質基準)を満たし、日園連に加盟した全国のJAのみが使用できる商標です。“不知火”の名前は「不知火」発祥の地、熊本県不知火地区の名称からきているそうです。

【“トンネル貯蔵”とは??】

岸田さんの住まれる国東半島は全国的にも非常に「トンネル」の多い地域として知られています。「トンネル」の中には現在利用されず放置されたものも多くあり、様々は利活用方法が検討されてきました。岸田さんは「トンネル」内の温度変化が少ないことに着目し長期保存熟成(追熟)の取り組みを始められました。今回使用した「トンネル」は、国東市国見町にある櫛海稲荷神社山の真下に掘られた歴史ある「トンネル」だそうです。

中野「柑橘農家さんは通常も薄暗い温度変化があまりない涼しい所で熟成されています。それを岸田さんはトンネルを使用されています」
後藤「良い香り!」
陽区「甘い!」
中野「貯蔵されているので表面は少しシワッとした感じですが、このくらいが美味しいそうです」
川上「一個ペロッと食べれそう!」
後藤「美味しいですね!」
川上「贅沢だ!」
中野「温度や湿度など貯蔵の仕方次第だと思います。岸田さんはこだわって作られていまして、深みのある甘みです」

 

岸田さんからのメッセージです。「縁起の良いトンネルで、お稲荷さんに守られながら、甘く味わい深く熟成した柑橘を食べてください。皆さんのご多幸をお祈りしながら日々の作業を行っています。」

●連絡先●『岸田果樹園』  大分県国東市国見町竹田津5027
TEL: 0978-84-0738
※岸田果樹園さんのHP から注文できます。

中野「限定数量になりますので、お早目に」
川上「来週は?」
中野「実は来週、台湾に行きます。台湾から“台湾茶”をご紹介します!」