これまでのおはなし

大分県豊後大野市 『中野加工組合』の“ゆでもち”

今日は、大分県豊後大野市 『中野加工組合』の“ゆでもち”を紹介します!

中野「10年ぐらい前から知り合い、是非紹介したいと思い持ってきました!」
玲子「平べったいお餅なんですけど・・・カラフル!!」
小林「中にアンコですか??」
中野「厚さは、たぶん7〜8mmでしょうか。直径は10〜12cmぐらい。ペッチャンコの中に、端っこまでアンコが入っているんです!」

【『中野加工組合』とは?】

『中野加工組合』は、大分県豊後大野市清川町にある女性4人のグループで、代表は和田鈴香さんです。当初は、「餅」専門で製造していましたが、一年通して製造販売できる「御饅頭」を各種製造する様になりました。「御饅頭」類の製造を始めて約22年になるそうです。『中野加工組合』がある豊後大野市清川町は 昔から「餅」や「酒まんじゅう」などの「御饅頭」を食す習慣や贈り物にしたりする文化があるそうです。

【“ゆでもち”とは?】

“ゆでもち”も昔から伝わる伝統の「餅」です。生地は小麦粉、もち米粉、米粉をブレンドしたものが使われます。

中野「色も天然の素材の色です!」
玲子「え!じゃあ、緑は…よもぎ!紫は…紫芋!黄色は…?」
中野「黄色は、カボチャです!!」
小林「カボチャを頂きます!…ちょうどいい甘さ!鼻に抜ける香りが良い!」
玲子「じゃあ、よもぎを…美味しい!薄いのにモチモチして。アンコも優しい味で」
中野「よもぎも、春先の良いものを摘んでいるそうです」
玲子「薄いのに、しっかりとした弾力があって!」

「餡」は小豆餡で『中野加工組合』の手作りの餡が使われています。“ゆでもち”は、餡を入れた後に平たく伸ばす為、生地の柔らかさの調節が難しいそうです。硬すぎても柔らかすぎてもいけないそうです。また「生地に混ぜる材料によって、全部調整の具合が違う!」と和田さんが説明してくれました。餡をいれ、平たくのばした後に大鍋で茹でますが、茹で時間は3分程度、「沸騰させ過ぎたり、火加減が弱すぎたりしてもダメ、茹でるのは私が専門、茹で加減は微妙やから。」と和田さん。

玲子「難しいんだ…」
小林「このよもぎスゴイ!口半分がよもぎになったんじゃないかって香り!!」
中野「真緑ですから!地方のおばちゃんたちが作るよもぎ餅は、本当によもぎの味がしますから!」

『中野加工組合』では1日に“ゆでもち”を100個ほど、その他の「酒まんじゅう」「よもぎ饅頭」「しば餅」なども合わせて500個ほど作られています。その為、作業を夜中の2時半から始めて、お昼ぐらいまでかかるそうです。

“ゆでもち”は地元の『道の駅 きよかわ』で人気商品として販売されています。「一人で80個も注文されるお客さんもおられます。」と『道の駅 きよかわ』で働かれている、和田さんの息子・猛さんが言われていました。

玲子「豊後大野市でしょ?熊本地震は大丈夫でしたか?」
中野「地震はひどかったらしいのですが、直接的な被害はなかったそうです。ただお客さんが4割ぐらい減ったそうです。他にも美味しいものが沢山ありますので是非!」
小林「どんどん行ってほしいですし、行きたいですね」
玲子「ぜひ行って、遊んで、食べて、お土産を買って、応援したいですね!」

【連絡先】
「道の駅 きよかわ」
大分県豊後大野市清川町砂田1574   TEL 0947-35-2117

玲子「次回、6月10日(金)のテーマは?」
中野「福岡県宮若市にドリームホープという直売所があるのですが、『夢工房』という加工場て作られている“カステラ”をご紹介します。」
玲子「来週もどうぞお楽しみに!!」