これまでのおはなし

宮崎県五ヶ瀬町の『バーバクラブ』の“長寿せんべい”

今日は、宮崎県五ヶ瀬町の『バーバクラブ』の“長寿せんべい”を紹介します!

中野「バーバクラブさんは“長寿せんべい”や、色々なお菓子などを作られています!」

【『バーバクラブ』とは?】

宮崎県五ヶ瀬町にある、おばちゃん達の女性加工グループです。
現在のメンバーは、リーダーの宮崎麗子さん、佐伯ちえ子さん、飯干坂江さん、佐伯八重子さんの4人。高齢になっても働く場所を、地域を元気にしたいという思いで、平成8年に結成されました。当初は6名でしたが、それから7名になり、現在の4人になりました。

【“長寿せんべい”とは?】

中野「佐伯八重子おばあちゃんが作られているのが“長寿せんべい”です」
玲子「真ん中に、ニンジンとかヨモギの葉っぱが練り込まれていて、キレイですよ!」
斎藤「手作り感がイイですね〜」

八重子おばあちゃんは、今年5月に「米寿」を迎えられます。
1プレート約24枚。一枚一枚、丁寧にオーブン用のプレートに生地を並べ、季節の野草や野菜等をトッピングし焼いた物です。

中野「一袋に入っているのが、16枚ですから!」
斎藤「ムチャクチャ時間がかかるじゃないですか!?」
玲子「パッケージも手作りで!!」
中野「お値段が、250円(税抜き)」
玲子「甘さ控えめで、香ばしくて、美味しい!」

【笑顔が絶えないバーバクラブのメンバー達がつくるお菓子は?】

中野「最初お会いした時、ご年配のお母さん達なので『バーバ』クラブかな??と思ったのですが、実は、『馬場地区』にあるから。あんた、私たちが年寄りやと思ったろ!って怒られましたけどね。」
玲子「こちらのクッキーは?」
中野「“あだむくっきぃ”と言うんですけど…佐伯ちえ子さんは農家民泊もしていて、色んな外国の方を泊められています。で以前泊まったアダムさんから教えてもらったから“あだむくっきぃ”と…そのままです!」

斎藤「何年前のお話ですか?クッキー伝来の話ですか?!」
中野「平成8年結成ですから…約20年前ですかね(?)歴史は浅いです。」
玲子「バターのいい香りは、クッキーから来ていたのですね。」
中野「明るいおばちゃん達で、電話に出たら、まず笑い声!」

メンバーの皆さんは、いつも笑顔で“長寿クッキー”や“あだむくっきぃ”、“かりんとう”や地元に伝わる佃煮などを作られています。
発足当初、かりんとうの生地を成形するのに 手回しの「パスタ」の機械を使われていました。後に電動になり、今は「かりんとうの長さに合わせて自動で出てくる!(笑)」と「うどん」の機械を改良した機械を使われています。お菓子の材料も、少しでも身体に良い物をと、常に怠ることなく研究されています。

10年前の福岡西方沖地震の時には、「九州のおばちゃん大会」というイベントに参加していました。地震でイベントは中止になりましたが、用意した菓子等の食材を避難所の皆さんへお届けされました。「怖かったけど色々な経験をさせてもらった。」と今でも話されています。

中野「おばちゃん達だけで立ち上げて、今では時給もキチッともらえる職場になっています。」
玲子「八重子さん、頑張ってくださいね〜。」
中野「今は、若い女性加工グループの視察・研修も受け入れ、にこやかに笑いながら話をされています。」

バーバクラブで作られた商品は、五ヶ瀬町・高千穂町などの直売所で販売されています。

【連絡先】
「株式会社バーバクラブ」  宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町桑野内4805-4
TEL/FAX  0982-82-0050

玲子「さて、来週のお話は?」
中野「大分県国東市の“山や”さん。山口さんご夫妻をご紹介します!」
玲子「来週も、お楽しみに!」