これまでのおはなし

宮崎県小林市『桑水流畜産(くわづるちくさん)』の“からいもどん”

今日は、宮崎県小林市『桑水流畜産(くわづるちくさん)』の“からいもどん”を紹介します!

玲子「この香りで、一杯飲めそうです!!!」
田上「いいや!先にご飯いきたいな〜!!!」

【“からいもどん”とは?】

玲子「何の“どんぶり”だろう?と思ったのですが…黒豚ですか!」
中野「鹿児島の方では、“西郷どん”とか“○○どん”と、人を呼ぶのですが、“からいも(サツマイモ)”を餌に育てた黒豚です」

桑水流畜産は、宮崎県小林市にあります。代表は桑水流浩蔵さんです。“からいもどん”は、「さつまいも」を餌に育った桑水流畜産で肥育された豚のことです。(商標登録も取得)「さつまいも」は南九州産の「さつまいも」限定で農家さんから購入しているそうです。その他にも、茶葉・炭粉・海藻・オリジナル酵母を使用した飼料を与えています。
豚はバークシャー(純粋の黒豚)です。前足、後足、鼻と尾の六ケ所が白いことから「六白黒豚」とも呼ばれています。現在は約5千頭の黒豚を肥育されています。一貫養豚で、以前は15頭しかいなかった母豚も現在は450頭いるそうです。

中野「肉質が良くて、臭みの少ない黒豚を飼育されています。今日は“バラ肉の味噌漬け”をお持ちしました」
玲子「味噌漬け?!」
中野「味噌もオリジナルで、東京の百貨店では2年連続売り上げがベスト5に入るぐらい人気の商品です」
玲子「シットリしていて、脂身も美味しい!」
田上「甘い!」
中野「甘みがあるのが特徴で、キメも細かく、赤みが強くて、食味のいい味です」
玲子「肉の部分はしっかりしていて、脂身はフワッとして、バランスが良いですね」

【桑水流畜産では?】

殆どの豚は、通常生後6ヶ月で出荷されますが、桑水流畜産では9〜10ヶ月、115〜120kgになるまでジックリと育てられます。冬に産まれた子豚は24時間暖房、音楽を畜舎で聞かせるなど、黒豚にストレスを与えない様に注意して肥育されています。
最も注意しているのは“水”です。桑水流水産では地下117メートルの井戸を掘り、黒豚にはその湧き水を与えています。(小林市は銘水が湧くことで知られ、数社の飲料会社が工場を持つほどです。)

玲子「思い出したのですが、かつてお邪魔して、お水を飲ませて頂いたことがあります。まろやかな・まるい“お水”でした」
中野「説明を受けている時、玲子さんのサインもありました」
玲子「若かりし頃…そして、豚舎が綺麗で、元気に走り回っている豚さんがカワイイの!」

桑水流さんは『6次産業化』の先駆的な方で、生産→加工→販売まで一貫してやられています。手作りハム工房『田舎夢来』では、桑水流畜産の主力商品である「黒豚ロースの味噌漬け」や「黒豚ハンバーグ」をはじめ、多くの加工品を無添加もしくはできるだけ添加物を使用しない製法で製造販売されています。

田上「パンフレット見てると、沢山ありますね」
玲子「ロース、ヒレ、ハラミなど色んな部位の味噌漬けや麹漬け、ハム…」
中野「肉まんもあります」
玲子「ソーセージ、ベーコン、ご飯のもと、炭火焼、豚のタンもある!このパンフレットを見ているだけでヨダレが出ます」
中野「ネーミングも面白くて“ハイヒール”ってあるんですよ。“豚足”の事ですけど、アイデアマンでもあるんです」

2016年11月2〜6日天神中央公園で行われる『九州 肉デス。ガーデン』で、“からいもどん”のカツレツも登場します!中野さんがプロデュースした「九州の食と文化応援隊」のブースにて。

【連絡先】
「(有)桑水流畜産」
宮崎県小林市東方3941-2
TEL 0984-22-8686(ハムハム) FAX 0984-25-1129(イイニク)
ホームページからも、注文が出来ます。

玲子「さて、来週は?」
中野「長崎県平戸市『磯かつ』の“クエ料理”を紹介したい思います」
玲子「高級料理じゃないですか!」
中野「クエのお話や『磯かつ』さんのお話もしたいので」
玲子「来週も楽しみです!」