これまでのおはなし

宮崎県日之影町 『押方果樹園』

今日は、宮崎県日之影町 『押方果樹園』をご紹介します!

玲子「今日は、お電話でご出演です。どちらへお出かけですか?」
中野「猫の島で有名な相島に取材で来ています」
玲子「猫ちゃんによろしくお伝えください」

【『押方果樹園』とは?】

『押方果樹園』は、宮崎県西臼杵郡日之影町小岩川にあります。押方紀代子さん、徹さん御夫妻とお母さんの陽子さんで“柚子”“栗”を栽培し、“柚子”の加工品を作られています。

玲子「徹さんはおヒゲが立派な紳士ですね」
中野「徹さんは、ここ3年ぐらい経営に参加されたのですが、もともとは紀代子さんと陽子さんのお二人で栽培されていました」

『押方果樹園』のある日之影町は、深い渓谷があり傾斜地である為、果樹の栽培は大変条件の悪い場所ですが、先代の押方敏郎さんが50年以上前に「このままでは疲弊していくばかり、“柚子”と“栗”の栽培に力を入れよう。」と取り組まれたそうです。“栗”は元々栽培されていましたが、“柚子”は四国に研修に行くなどして、新たに始められました。また、“柚子”を定植する山々については、「地域おこしの先頭に立つ者が覚悟を見せないといけない。」と押方家の田んぼを処分し山を購入して確保したそうです。敏郎さんがお亡くなりなった後は陽子さんが遺志を継ぎ、紀代子さんと共に栽培・加工を続けられ、3年前から息子さんの徹さんも経営に加わりました。

現在は800本以上の“柚子” を栽培されています。“柚子”は幼木の間、3年間ほどは殆ど“青柚子”の状態で摘果するそうです。「本格的に収穫できるのは5年目以降です。」と紀代子さんが説明してくれました。

【“柚子の加工品”とは?】

“柚子”は青果の状態で出荷もされますが、規格外などを有効活用する為に“柚子”の加工品を製造される様になりました。第一号はお母さんの陽子さんが作られた“柚子マーマレード”です。現在も改良をされ人気の商品として販売されています。

玲子「ヨーグルトにかけた柚子マーマレードがあります実がザクザク入ってますね!」
コン「弾力がある!」
玲子「噛み応えがある柚子ですね。清々しい香りが美味しい!」

その後“ゆずっこ”という商品が開発され、現在製造が追いつかないほどの大人気商品になりました。“ゆずっこ”は、“柚子”の皮をペースト状にし、砂糖などを加えたあと加熱、薄く伸ばした後に乾燥させカットし一枚ずつ小袋に袋詰めされます。

中野「僕一押しの商品です!」
玲子「“ゆずっこ”のパッケージに『ふる里を食べよう宮崎の味コンクール優秀賞受賞』って書かれていますよ!」
コン「グミっぽいのですかね?」
中野「そうですね」
玲子「いただきます・・・砂糖漬けになった柚子が美味しい!」
中野「お茶請けはもちろん焼酎のアテにも良いですよ」
玲子「柚子の香りがドワッと出てきます」
中野「1回の作業で220個しかできないので注文しても、なかなか来ない大人気商品です」

紀代子さんによれば、「商品になるまで4日間かかります。出来上がった柚子のペーストを均等に流し缶に延ばす作業など全て手作業なので、一回の作業で220個を仕上げるのが精いっぱいです。」とのことです。ご注文されてからお時間がかかるかもしれませんが「一度、食べてみて下さい!」

●連絡先●『押方果樹園』宮崎県西臼杵郡日之影町大字岩井川602
TEL:0982-72-7427

玲子「さて、来週は!?」
中野「大分県豊後大野市の『ナチュラルファーミング』という若い方が経営されている農場をご紹介します。」
玲子「来週も楽しみです!!」