これまでのおはなし

宮崎県綾町『あゆの山水』

『あゆの山水』とは?

『あゆの山水』は宮崎県綾町にあります。代表は二代目・猿渡克仁さんです。お話は代表の奥さんの猿渡真美さんにお聞きしました。『あゆの山水』は初代・猿渡正典さんが高校卒業された後に滋賀県で鮎養殖の修行をされ、“水”の綺麗な綾町に惚れ込み、50年ほど前に創業されたそうです。現在はご家族とスタッフの皆さん合わせて8名で経営されています。『あゆの山水』では“鮎”や“ニジマス”などを養殖・加工・販売をされています。飲食店もあり、“鮎・ニジマス”に加え“鰻”など淡水魚の「川魚料理」を提供されています。

【養殖場では?】

『あゆの山水』の養殖場は地元の綾北川の自然水が引き込まれており、自然の川に近い状態で養殖がおこなわれています。そのため、養殖池の中には「水カマキリ」や「ゲンゴウロウ」など、天然の池や川でも珍しくなった生き物も生息しているそうです。養殖場で与えられる餌にもビタミンやニンニク、酵母などを加え工夫がされています。また、海底に蓄積された珪藻土より抽出されたミネラルを「ミネラル水」として養殖場の池に加えられています。環境の良い養殖場で「餌」や「水質」の工夫、管理を細やかに行っているため、『あゆの山水』の“鮎”は、栄養も十分に与えられ、免疫力の強い、上質の“鮎”が養殖されているとのことです。

川上「綾町と言えば、照葉樹林の町ですから水もきれいなのでしょうね」
中野「そうですね。山と川と海は繋がっていますからね」

養殖池には病気にかからないように投薬することがありますが、出来るだけ回数を少なく、稚魚期のみにして、天然と出来るだけ同じように育てているそうです。

『あゆの山水』の商品は“生あゆ”“あゆの姿煮”“焼あゆ”“鮎の一夜干し”“うるか”“鮎の昆布巻”などがあります。(※“生あゆ”は5月から12月上旬にかけて販売。)人気の高い商品として“鮎の昆布巻”があります。“鮎の昆布巻”は、「半乾燥」した“鮎”を北海道産の利尻昆布で丁寧に巻き、醤油・酒・味醂・砂糖などを加え、長時間かけて炊きあげられたものです。

中野「“子持ち姿煮”もありますが、僕が好きなのは“鮎の昆布巻”です」
川上「これは美味しい!!」
陽区「香りだけで十分美味しいもんな…鮎だから香りが違いますよね」
後藤「ん!柔らかい!!骨も入っていますが普通に噛めますね」
中野「かなり長時間炊き込んであります」
川上「姿煮も美味しい!丸ごといける!」
中野「大きい鮎、小さい鮎、使い分けて作られています」
川上「たまご?」
中野「宮崎は養鶏も盛んですから、鮎の煮汁で炊いた“煮玉子”です」
後藤「煮汁もったいないもの!絶対美味しいですよ!」
陽区「良い色!」
後藤「鮎の香りもしますね!美味しい!!」

『あゆの山水』では宿泊施設も併設されており、「川魚料理」と「自然」を満喫する宿として、また学生さん達の「合宿」などに活用されているそうです。

●連絡先 『あゆの山水』 宮崎県東諸県郡綾町北俣1768-1
TEL: 0985-77-1626
※『あゆの山水』HPから注文できます

川上「来週は?」
中野「長崎県上五島町の『フルカワマリン』をご紹介します!お楽しみに」

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