これまでのおはなし

宮崎県美郷町の“「村の果菓子屋」さんの「栗きんとん」”

今日は 宮崎県美郷町の“「村の果菓子屋」さんの「栗きんとん」”を紹介します!

中野「栗100%です。あと少し砂糖が入っています!」
玲子「渋皮の粒々が見て取れます!コクコクした断面!」
中野「まずは食べてみてください!」
斎藤「栗だ!美味しい!!!」

【「村の果菓子屋(むらの・かかしや)」さんとは?】

宮崎県東臼杵郡美郷町西郷区にある女性加工グループ。
美郷町では「金柑・梨・栗」などの栽培がおこなわれています。
「村の果菓子屋」では、会長の葛城さんを中心にこれらの特産品を加工し、色々な菓子類等を作られています。

【村の果菓子屋の「栗きんとん」とは?】

美郷町西郷区の「栗」は元々品質の良い「西郷の栗」として全国的にも知られていました。
「栗」は収穫後、すぐに加工しないと劣化し、歩留まりが悪くなってしまいますので、収穫時期に一気に加工し冷凍で保存します。

玲子「固い殻を剥くのは、大変だ!」
中野「おばちゃんたちが、4・5人でされているんですけどね」

「村の果菓子屋」では当初、「金柑ゼリー」「梨ゼリー」「栗の渋皮煮」「栗おはぎ」等を製造していましたが、「栗きんとん」は作っていませんでした。
私と「村の果菓子屋」とは10年近いお付き合いで、おばちゃん達が「栗があまっとう。どげんしよか?」と言っていたので、私達から「村の果菓子屋」のおばちゃん達にリクエストをして一緒に開発したのが「栗きんとん」です。

中野「作り上げる時に関わったので、ものすごく愛着もあります!」
玲子「水分の量がちょうどいい!!カサカサ過ぎず、ネットリ過ぎず!」
中野「おばちゃん達が大きな釜で練り上げるんですよ。」

練り上げる時に、周りにおこげが出来ます。そのおこげで出来たお菓子が「栗焼ぴっしゃげ」です。おせんべいでして、ぺっちゃんこだから「ぴっしゃげ」です。方言です。こちらも香ばしくとてもおいしいです!

【「栗きんとん」は人気商品に!】

一度買って頂いたら、殆どの方がリピーターになる商品。
新栗が入る9月から製造を始め、半年くらいで売り切れてしまうほどの人気商品になりました。
「村の果菓子屋」は買って頂くお客様や販売して頂く店舗の皆さんをとても大事にされていますが、手作りで作られていますので、製造する数に限界があります。
数年前、ある高級量販店さんから年末に一気に2,000本の注文がありました。
「おばちゃん、2,000本注文が来たけど…」
「そげんいっぺんにできん、今でも作り過ぎて“腱鞘炎”になりようとに…、200本なら何とかなるよ。」  「ほんなら、200本でお願い!」

事務所には注文用紙がびっしりと貼ってあります。と言うわけで現在も注文してから入荷、お手元に届くまで少々の待ち時間があります。

連絡先:「美郷の蔵」
〒883-1101  宮崎県美郷町西郷区5812-1(石峠レイクランド内)
TEL/FAX  0982-66-3531

玲子「さて、来週のお話は?」
中野「“宮崎県西都市の「村岡さんのエビイモ」”」
玲子「来週も楽しみです!」