2016.07.22
宮崎県高千穂町の『ひやくしようや』
今日は、宮崎県高千穂町の『ひやくしようや』を紹介します!
中野「『ひゃくしょうや』と呼んでしまいそうですが、『百姓家』と『飛躍しようや』をかけて『ひやくしようや』です。言いにくいんですけど…」
玲子「なるほど『や』が大きい!」
中野「その漬物をご紹介します」
玲子「良い香り!色々ありますね〜」
【『ひやくしようや』とは?】
『ひよくしようや』は、宮崎県高千穂町押方にあります。代表は奈須國生さんです。奥さんのカズ子さん、スタッフは御近所の女性の皆さん4人です。加工場を開いて今年で17年目を迎えるそうです。
中野「宮崎県は“寒干し大根の漬物”など、色々なお漬物が各地で作られているのですが、『ひやくしようや』では、地元で採れる野菜を中心に作られています」
【『ひやくしようや』の“漬物”は?】
玲子「これは珍しいですね…椎茸の味噌漬け!大きな椎茸が!!」
中野「椎茸も雨が降ったりしたら規格外品と言われる大きなものが出来たりしますから、そういったものを利用されたりしていると思います。」
玲子「そんな中でも、これは??」
中野「一番人気の“ちりめん山椒”です」
玲子「ちりめんが琥珀色で、山椒もたくさん入っていますよ」
田上「ん〜〜〜〜〜山椒がきいてる!」
玲子「良い食感…ご飯もお酒も!」
材料の“ちりめん”は宮崎県の門川産、“山椒”は『ひやくしようや』の敷地内に植えられた“山椒”の実を使用されています。「山歩きした度に山椒の木を見つけては、敷地内に植えました。山から植樹しても実のならない木もあって最初は植え替えを繰り返しましたが、今は十分に賄えるくらい、山椒の実の収量があります」と言われていました。
田上「ちょうどいい爽やかさ!」
中野「山椒のアク抜きや、色々な手間があるそうです」
玲子「パンチがきいていて目が覚めます!」
“漬物”はそのままにしておくと「発酵」が進みますが、『ひやくしようや』では、仕上がった漬物をライミネート袋に入れ、真空包装した後、80度のお湯に20秒ほど入れた後、急激に流水で冷やす処理をされています。この作業で、賞味期限もある程度の長さを確保でき、長いもので3か月あります。「開業したころは失敗の繰り返しで、泣きながら廃棄しなければいけない事もありました。特に包装資材のラミネート袋は色々な方のアドバイスを受け改良を重ねました」と奥さんのカズ子さんが言われていました。
玲子「寒干し大根のたまり漬けも良い色に漬かっていますよ!」
中野「お茶漬けに美味しいです」
『ひやくしようや』の商品は地元中心に販売され、殆ど県外には出ていません。ご主人の國生さんは、『ひやくしようや』の商品を販売するお店の一つ、高千穂町の「がまだせ市場 鬼八の蔵」で、つい最近まで理事長をされるなど地域活性化の活動でも活躍されています。
【連絡先】
「ひやくしようや」 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字押方1342-4
TEL: 0982-72-4084
玲子「さて、来週は?」
中野「佐賀県嬉野市の『白川製茶園』を紹介します」
玲子「来週もどうぞご期待頂きたいと思います」