2014.06.30
新宮町相島の『ぼた』
謎が明らかになります! 新宮町相島(あいのしま)の『ぼた』とは、これですね!
【相島の「ぼた」とは?】
新宮港より船で20分の玄界灘に浮かぶ相島(あいのしま)で昔から作られている「魚のすり身」の事です。
中野さん「昔は『ぼた』色々な魚のすり身だったと思いますが、今は『サゴシ』!」
玲子さん・斎藤さん「『サゴシ』ってなんですか???」
中野さん「なかなか聞かないでしょ。『サワラ』はご存知? 『サワラ』の幼魚を『サゴシ』って呼ぶんです!」
玲子さん・斎藤さん「へ〜〜〜〜」
中野さん「今はですね、『サゴシ』だけで作っているんです!白身魚と青魚の中間のような感じなんです」
相島で水揚げされる『サゴシ』だけでは足りないので、足りない分は長崎県上五島漁協さんから頂いているそうです。県をまたいだ漁師さんの連携です!
【「ぼた」の名前の由来は?】
加工場の工場長:三船勝則さんにお聞きしたところ「昔から言いよったから、何でかよう分からん!」と(笑)一説では、すり身を作る作業中にする「ボタッ、ボタッ」という音から来た…ミンチのことを「ボタ」と言っていた…(詳細は不明)
中野さん「この『ぼた』で作った『カマボコ〈すぼ〉』をお持ちしました!」
玲子さん「味が濃くておいしい!醤油いらず!サゴシ君はエライですね〜〜。」
【「ぼた」の作り方】
1.サゴシを三枚に卸した後、珍しく貴重な機械「ごっとん」で、押しつぶしてミンチにする。
2.その後、水にさらし臭みを抜いた後、圧力をかけ水分を抜き〜味付け、練り上げ、などいくつかの行程を経て、形を整えストローで綺麗にすり身を巻いた後、加熱(蒸す)〜その後 冷却し完成。
三船さんと、明るく元気な地元のおばちゃん達6名(最高齢は90歳!)で「ぼた」や「蒲鉾」を作られています。手間がかかり、沢山は作れません。
●1本180円(税込)相島漁協購買部での販売。
●また、直接電話での注文もOK→ご注文は「ぼたの蒲鉾」5本から。
福岡市内送料400円、離島を除く九州各地は450円。
現在、新宮町商工会さんと共に加工をしないそのままの「ぼた」の「すり身」や「魚ろっけ」(「ぼた」を使ったコロッケみたいな物)も販売されています。
●「相島のぼた」に関するお問合せ→新宮相島漁業協同組合 TEL092-962-2901
中野さん「相島自体がいい所でしてね〜、歴史もあって。是非、相島に行って食べてみてください。また冬場になったら鍋に入れてもいいですしね。一年中楽しめますよ。」
さて来週は?
中野さん「鹿児島県薩摩川内市 甑島の山下賢太クンの「とうふ屋さんがつくるバター」
玲子さん「豆腐でバター作れるの???」
中野さん「不思議なものがありまして。賢太クンは若いイケメンの男性です。」
玲子さん「お写真も是非お持ち寄りください!!」