2016.01.23
熊本県山江村『山江ワサビ生産組合』の“本ワサビ”
今日は、熊本県山江村『山江ワサビ生産組合』の“本ワサビ”を紹介します!
玲子「大きい!」
中野「長さ20cm、太さ2cmぐらいでしょうか。」
【『山江村』とは?】
山江村は熊本県の南部にある村で、人吉ICを降りて15分くらいの所に村役場があります。人口は3500人、村の90%が山林です。村の中心は、人吉盆地の一部にあり、水がきれいで美味しいお米も生産されています。上質な“栗”が生産されることでも有名で『マロン号』と名付けられたボンネットバスもあり、地域の活性化に一役かっています。
【“本ワサビ”とは?】
中野「ワサビを栽培するのに大切なのは“水”と、水温が低い事。山江村は水温も水の量も適していたので、35年ぐらい前から栽培が始まったそうです。」
“本ワサビ”は、山江村の中心地から20〜30分ほど離れた山深い場所で栽培されています。栽培しているのは『山江村ワサビ生産組合』の皆さんです。“本ワサビ”は、出荷までに2〜3年かかるそうです。現在では年間に5000本ほどの生産量があります。年間を通じて出荷可能ですが、冬場の悪天候の際は積雪などで栽培場まで行く事が出来ない時もあるそうです。
中野「先週告知した後に『送ってください』と連絡したら、『雪が降ったので山に入れません』と連絡がありました。」
玲子「では、これはレプリカですか!?」
中野「『何とかお願いします』『分かりました。何とか間に合わせます』と昨日届きました!」
玲子「掘るのも命がけよ!有難い!」
“本ワサビ”の栽培場は『ワサビ田』と呼ばれ、自然の川を利用し、段々畑の様になっています。自然の川を利用している為、増水時の対策や水量調節の為の工夫が必要です。適切栽培場の上流を人工的に分岐させ『ワサビ田』に沿って排水用の水路(川)が作ってあります。「水量調整の為、また増水時の対策はとっていますが、予想以上の大雨でワサビが流されてしまった事もありました。」と担当者の方が話されていました。また、森林の自然の川を利用している為に、秋には落葉で『ワサビ田』に落ちてしまうので、それらを除去する作業が大変とのことです。
中野「写真は、春のワサビ田です。」
玲子「山々の伏流水が3年かけて、この1本を育てているのですね…食べて良いですか?」
中野「ワサビを何に付けて食べるか考えたのですが、今日は“赤牛”を焼いてきました。」
玲子「厚みのある赤牛肉に、フワッとしたワサビ!クリーミーだ!!」
甲斐田「こんな綺麗なワサビの色を初めて見ました!」
玲子「良い香り!香りだけで一杯飲めます!!」
甲斐田「ワサビだけで頂きましたけど、最初甘いです。ワサビのピリッていう独特の辛味も丸いです。」
中野「擂って食べるまで、10分間ぐらいだそうです。それを過ぎたら辛みや風味が落ちてしまいます。だからさっき横で擂りました。」
玲子「赤牛の甘みと、ワサビの清々しい香りが一緒になって、得も言われぬ幸せよ!」
『山江村ワサビ生産組合』が生産される“本ワサビ”は、栽培時に肥料を与えたり、消毒をしたりすることは一切ないそうですが、水の管理には最大限の注意を払い管理しているそうです。
現在は、熊本市内の青果店や居酒屋、和食店が主な販路です。今回お持ち頂いた大きさで、送料込み約1600円。大きさによってお値段が違います。詳細は、お問い合わせください。
中野「出来れば、生で使った方が良いですが、冷凍も出来るそうです。使う時に冷凍室から出して摺って、また冷凍するそうです。」
【連絡先】
「山江ワサビ生産組合」(代表・日熊正守)
熊本県球磨郡山江村丙290
【TEL】
0966-28-2427
玲子「さて次回のテーマは?」
中野「宮崎県美郷町の“金柑”をご紹介します!」
玲子「次回も、楽しみです!」