これまでのおはなし

熊本県山都町の『肥後やまと会』

今日は、熊本県山都町の『肥後やまと会』を紹介します!

玲子「良い香りと共にインパクトのあるお野菜が!!」
中野「久々にお野菜の紹介です!米ナス・長ナス・イタリアナスと3種類のナスと、パプリカ、カボチャ、ピーマン、レタスなどあります」
玲子「キレ〜イ!」

【『肥後やまと会』とは?】

『肥後やまと会』は、熊本県上益城郡山都町にあります。会長は原田幸二さんで、有機栽培の野菜を生産しています。生産する野菜は四季折々の旬の野菜です。
春…ミニトマト、ジャガイモ、小松菜、レタス等々
夏…トマト、ピーマン、ナス、キュウリ、ブルーベリー等々
秋…白ネギ、ブロッコリー、レンコン、里芋等々
冬…人参、生椎茸、ゴボウ、ほうれん草等々

生産される農作物は、消費者が安心して食せるだけでなく、山都町の冷涼な気候と寒暖さ、また豊富な水とミネラル豊富な土壌を利用し、美味しい農作物を生産することを心掛け作られた農作物です。『肥後やまと会』は2013年に立ち上げられました。会員は立上げ当初は12名、2014年には20名、2015年には36名、現在は39名と増えています。『肥後やまと会』を立ち上げた一番の理由は、「新規就農者や若い農業者が生産する農作物の売り先を確保し、農業が続けていける環境を作り、農業者を育てること」と原田さんが説明してくれました。現在、『肥後やまと会』の会員のうち16名が45歳以下の農家さんだそうです。また、会員は山都町外にもおられるそうです。

中野「会員の皆さんが色々な品物を作って、色々な所に出荷して、自分たちで販売するまでの仕組みをつくられたのです」
玲子「なるほど〜」
中野「会長の原田さんとは10以上、親しくお付き合いさせて頂いています。山都町は、“有機野菜の町”としてPRされています」
玲子「安心安全ですよね。でも、手がかかる…大変」

【山都町では?】

山都町には、今まで地域で活動してきた『御岳会』『愛する農業の会』『ミネラル会』『清和有農会』など複数のグループがありますが、それらのグループの生産者さんも個々の活動をしながら、『肥後やまと会』にも積極的に参加されているそうです。
そのグループの中の『御岳会』は35年ほど前に、原田さんはじめ、4〜5人で立ち上げられた有機栽培で野菜を作るグループです。原田さんが有機栽培を始めたのもこの頃だそうです。原田さんはその他にも、『JA有機農業研究会』のリーダーとして、生産する米の品質を向上させたうえで農業者が採算の合う価格で自ら値段をつける活動などもされてきました。

中野「今日は、パプリカやレタスなど、生で食べられるものをお持ちしました。少々塩を振っただけです」
玲子「キレイな赤と黄色…シャキシャキ!オッ甘い!!」
田上「生で十分美味しい!塩いらないんじゃない!?」
中野「甘みがものすごくあります」
田上「甘い!」
玲子「水分が多い!」
中野「山都町自体が寒暖差の激しい所で、何より水が綺麗な所です」
玲子「写真を拝見していますけど、キレイな場所ですね〜」

2016年4月には、『肥後やまと会』で生産された農作物を流通させる事業所として『株式会社 肥後やまと』を設立されました。(『肥後やまと会』の農家の皆さん全て株主さんに!)今年度の売上目標は「1億円アップ!」と原田さん。今後は、九州全域にこれらのネットワークと流通体制の仕組みを広げていきたいと言われていました。

中野「丁寧に有機栽培されていますから、本当に美味しい野菜がとれます」
玲子「野菜って香るんですね。癒されますね〜」
中野「今農業は大変で、農業を継続し、守っていかなければ!と頑張られています」
玲子「熊本じゃないですか…被害はどうだったのですか?」
中野「地震の被害はあった事はあったのですが、ただ大雨と日照りで大変だったそうで…1ヶ月ほど前ですがレタスのお話をしたら、3分の2はダメよ〜と言われていました」
玲子「肥後やまと会の名前を覚えて、お店に出ていたら注目して頂きたいですね」

【連絡先】
『肥後やまと会 事務局』 熊本県上益城郡山都町川野362
TEL 0967-72-0565

玲子「さて、来週は?」
中野「福岡県柳川市『古賀儀八商店』の“赤貝の佃煮”を紹介する予定です」
玲子「来週もご期待ください!!」