これまでのおはなし

熊本県阿蘇市『果実の国 カップルズ』

今日は、熊本県阿蘇市『果実の国 カップルズ』のご紹介です。

中野「果物を育てていらっしゃる農家の方は沢山おられますが、ここは観光農園です。一度、KBC公開空地で行われた『モッコスマルシェ』にも参加して頂きました!」
玲子「これから良い季節ですね」

【『果実の国 カップルズ』とは?】

『果実の国カップルズ』は熊本県阿蘇市西町にあります。代表は中山晴喜さんです。観光農園専門の農家で、栽培する果物は“りんご”“ぶどう”“いちご”です。“りんご”は、8月上旬の〔つがる〕に始まり、9月には〔あきばえ〕、10月下旬には〔ふじ〕〔ぐんまめいげつ〕まで4品種、時間差で収穫が楽しめます。“いちご”は、〔サチノカ〕〔オイCベリー〕等6種類、収穫し易いように『高設栽培』されています。“ブドウ”は、9月上旬に収穫の時期を迎える〔巨峰〕です。

栽培面積は“ブドウ”“イチゴ”が15アール、“リンゴ”が40アールです。それぞれ作業が違いますが繁忙期が5月〜6月と重なるため、その時期は大変忙しいそうです。また、叔父さんが経営している、カップルズとなりの『阿蘇観光さくらんぼ園』では、6月中旬から“さくらんぼ狩り”が楽しめます。

【観光農園を始めたきっかけは?】

観光農園は晴喜さんのお父さんの彰さんが「阿蘇は観光と組み合わせて、農業をやる事が出来る」と言って、始められたそうです。観光農園を始める前は“米”“トマト”“赤牛の繁殖飼育”などを中心に農業をしていました。昭和57年に“リンゴ”の植え付けを行い、昭和63年頃から観光農園を開始、平成に入って全て“リンゴ”の観光農園にきりかえられました。“リンゴ”のみの観光農園でしたが、約2ヘクタールもあったそうです。しかし“リンゴ”のみでは観光農園としての受け入れの期間が限定されてしまうので、“イチゴ”“ブドウ”の栽培も始められたそうです。

玲子「リンゴに“くまモン”の可愛い絵がプリントされていますよ!」
中野「〔フジ〕という種類で、日の当たり具合を調節して“くまモン”が浮き上がるようになっています。」
玲子「いただきます!酸味も程よくあって、美味しい!」
中野「とにかく果樹園が綺麗で、丁寧に手入れされているんですよ!」
玲子「九州で“リンゴ狩り”が出来るなんて!」
中野「“リンゴ”を栽培している所自体が少ないですからね」

晴喜さんは、お父さんから、「果物や農作物は人と同じよう接すること。植物は喋ることができないから、注意深く接する事」など大切な心構えを伝えられたそうです。

中野「“巨峰”もお持ちしました」
田上「粒が大きい!ツヤツヤ!!」
中野「絵にかいたようなブドウ畑で、本当にきれいに作られています」
玲子「ん〜〜〜糖度が高い!」
中野「僕も昨日伺った時食べて、メチャクチャ甘くてびっくりしました」

【現在は?】

現在は、晴喜さんのお母さん錦(ニシキ)さんとお兄さんの勝博さんとスタッフ数名で経営されています。奥さんの奈緒さんは「ホームページ作成などの裏方が多いです。」との事です。カフェも併設されていて、アップルパイやイチゴソフトクリームなどを食べる事ができます。
今後は、“リンゴ”のハウス栽培に挑戦したいということで、現在ハウスを建設中です。「ハウス栽培にして、出来るだけ農薬を使用しない栽培に挑戦しようと思っています」と晴喜さんが言われていました。

玲子「遊びに行きたいですね〜」

●連絡先●
「果実の国 カップルズ」
熊本県阿蘇市西町1003-3  TEL:0967-34-0100

玲子「さて来週は?」
中野「長崎市のハム加工品を作られている『Griss Hause Nagase』の長瀬さんを紹介します」
玲子「来週も楽しみです!」