これまでのおはなし

熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある『木之内農園』

今日は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある『木之内農園』のご紹介です。

中野「ものすごく付き合いが長い方の一人で早く紹介したかったのですが…182回目になってしまいました。『踏ん張るばい!モッコス・マルシェマルシェ』などのイベントに参加されたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません」

【『木之内農園』とは?】

熊本県阿蘇郡南阿蘇村にあります。『木之内農園』は、現在会長をされている木之内均さんが1985年に阿蘇郡南阿蘇村(当時:長陽村)で借地し、農業を始められたのがスタートです。

中野「新規就農のような形で、関東の方から来られて農業を始められたので、地元の習慣や環境などで大変なご苦労があったと伺いました。でも今は、地域おこしの中心になるような方です」
玲子「昭和60年からですか…」
中野「木之内さんは多彩な方で、セスナを運転されたり、熊本県の教育委員会に携わるなどされています」

『木之内農園』は研修生を受け入れ、新規就農者や農業者の育成をされています。研修生の受け入れを始められたのが1989年、本格的に受け入れを始められたのは、1993年5月からです。その後1997年に、有限会社木之内農園して法人化されました。
現在の代表・村上進さんは、1993年に入社されました。それ以前は東京で仕事をされていたそうです。

【『木之内農園』では?】

生産される農産物は、イチゴ・ミニトマトなどです。その他にもイチゴ狩りの出来る『イチゴ園』や『地鶏のたまご拾い牧場』『カブトムシ狩り』など地元に根づいた様々な取組をされてきました。
農産加工部門では“イチゴ”や、阿蘇周辺地域で生産される“ブルーベリー”を使った“ジャム”の加工を盛んに行われています。

中野「ゴロゴロと実が入ったジャムで有名です。今日はイチゴジャムとブルーベリージャムをお持ちしました」
玲子「イチゴそのまんまじゃないですか!まったく潰してないですよ」
田上「トーストの上にのってますけど、そのままですね。じゃあイチゴから…」
玲子「粒々が爆ぜて、トロトロの果肉が…」
田上「甘い!美味しい!!あとから酸味も来て、柔らかい!!!」
中野「手作りでされていますから」
玲子「好みの甘みだね!」

「阿蘇の周辺地域、蘇陽などではブルーベリーの生産が盛んですが、販路や販売先の確保が難しく売上につながらない事が多い、木之内農園でジャムに加工して販売すれば、生産者へ還元ができます。」と以前、村上さんから伺いました。

田上「ブルーベリーも食感が抜群!丁度いい甘酸っぱさ!!」
玲子「以前モッコス・マルシェで1kgの大きい瓶を買ったのですが、チーズの上にのせて食べたらモウ・・・たまりませんでした!!!」
田上「このブルーベリーだったら最高だと思う!」

現在も、ジャムの販売や営業など、約10年前に転職し入社された宮崎龍太さんを中心に積極的にされ、熊本の道の駅や直売所など多くの場所で販売されています。

【熊本地震で・・・】

昨年発生した熊本地震で、加工場や各施設が大きな被害を受け、特に加工場とイチゴ狩りの施設のあった立野地区は壊滅的な被害を受けられました。つい最近まで、遠方から加工に必要な水を数時間かけて運搬する等の努力をされ加工を続けられていましたが、現在は阿蘇市にある『はな阿蘇美』を拠点に、加工や販売をされ、『イチゴ園』も復活しています。(今年はイチゴ園の営業は終了しました)

中野「農業を身近に感じてほしいと頑張られていました。今回の震災でダメになられたのですが『はな阿蘇美』で『イチゴ園』が復活したという嬉しい便りもありました」
玲子「今後は『はな阿蘇美』を中心に色々と活動されるのですか?」
中野「今のところはですね。『はな阿蘇美』には色々な地域の商品もありますし、バラ園もありますから、ぜひ立ち寄ってみてください」

●連絡先●
「はな阿蘇美(木之内農園)」 熊本県阿蘇市小里781
TEL 0967-23-6262

中野「販路を拡大されていて、直方にも販売している所があります」
玲子「さて来週は?」
中野「『九州 食の収穫祭in福津』のイベントを紹介します」
玲子「ありがとうございました!」