これまでのおはなし

福岡県久留米市にある『河原農耕園』

今日は、福岡県久留米市にある『河原農耕園』をご紹介します

田上「なんと中野さん!今日でこのコーナー第200回になりました!!」
中野「おかげさまで、200回色々な方をご紹介させて頂きました。」
倉富「生産者の方々と中野さんの繋がりがあるからですね」
中野「まだまだ紹介したい方がいます!」

【『河原農耕園』とは?】

『河原農耕園』は福岡県久留米市草野にあります。代表は、河原行宏(カワハラユキヒロ)さんです。河原さんは、新規就農者として農業を始め、3年になります。始めて1〜2年の間は、40年以上の農業のキャリアを持つ河原さんの祖父・田中正登(マサト)さんから農業の技術を伝授してもらったそうです。

中野「いつも紹介する農家の方はベテランの方がおおいのですが、河原さんは若い男性です。今、若い方が農業を継ぐのが難しい状況なので、頑張ってほしいなという気持ちを込めて紹介します」

『河原農耕園』では、“ほうれん草”“米”を中心に栽培されています。河原さんのお話では「ほうれん草は共販、米の品種はヒノヒカリで自販しています。」とのことです。

【『河原農耕園』の“ほうれん草”は?】

“ほうれん草”は6反(60アール)の栽培面積で10月から3月までの期間栽培されています。“米(ヒノヒカリ)”は、1町(1ヘクタール)の面積で栽培されています。「就農当初は田んぼ5反から始めました。」と河原さんが話してくれました。

中野「美味しい“ほうれん草”を作るんですよ。今日は先日紹介した“菜の花オイル”と“ベーコン”をかけてお持ちしました」
倉富「色鮮やかな“ほうれん草”ですね!」
田上「ホントに。濃い緑でキレイですね…ん!美味しい!!」
中野「僕も昨夜、白和えにして頂いたのですが、葉に甘味がありますよね」
田上「歯応えも勿論なのですが、ほうれん草自体の甘みがフワッと広がります!」
倉富「味が濃いです!」
中野「畑にお邪魔したのですが、地面にベタッと張り付き寒さに耐えて、甘く美味しい“ほうれん草”になっています」
田上「普通ほうれん草は、ちょっと鉄っぽい感じや苦みがありますけど、全然ありませんね」
倉富「葉だけじゃなく茎も美味しいです!」

「新規就農した1,2年目は農業技術も未熟でしたが、ベテランの農家さんが「こんなほうれん草の凶作な年は無い」と言われるほどの年で収量も少なく大変でした。」と説明してくれました。“播種”の時期を見極めることも重要で“播種”後、雨が激しく降ると種が流されて最悪、その年は栽培できないこともあるそうです。また、畑から収穫して袋に詰め製品としては出荷するまでの作業が大変だそうです。作業効率をどうやって上げるかが課題とのことです。

【その他のチャレンジは?】

夏場の野菜として、“ハラペーニョ”というメキシコ原産の青唐辛子の栽培もしています。「自分達が美味しく食べたいなと思う野菜をこれからも作っていきたいと思っています。ハラペーニョもピクルスなどにして自分達でも頂いています。」と話してくれました。

倉富「ハラペーニョおいしいですよね!」
中野「すみません、頂いていたのですが、お持ちするのを忘れていました」
倉富「え〜〜〜〜」

就農2年目からは、“ハゼの木”の栽培にも取り組んでいるそうです。“ハゼの実”は、ロウソクの原料となります。近隣のみやま市にあるロウソク製造会社に納品しているそうです。栽培面積は約2町を予定し、現在は1反ほど植樹し、昨年の12月に初めて収穫したそうです。

中野「“ハゼノキ”はおじいちゃんからのアドバイスで始めたそうです。“ハゼノキ”の栽培はあまり聞かないのですが、若いので色々な取り組みをされています」
倉富「チャレンジ精神が旺盛なのですね」
中野「今は婚約者の西坂理絵さんと2人でコツコツ勉強されています」

●連絡先 『河原農耕園』
福岡県久留米市草野827-1
TEL: 080-5201-3213 (河原さん携帯)

田上「さて来週は?」
中野「鹿児島県大島郡瀬戸内町、備(ソナエ)さんの“黒砂糖”をご紹介します」