これまでのおはなし

福岡県久留米市の『おとうふ屋 凛』

今日は、福岡県久留米市の『おとうふ屋 凛』をご紹介します!

中野「“木綿”“絹”“ざる”など作られているのですが、ちょっと変わったところで“まかない豆腐”という豆腐もあります」
玲子「“まかない豆腐”?!」
中野「ざる豆腐を作った時に鍋の中に残ったものが勿体無いので、それを販売されています」

【『おとうふ屋 凛』とは?】

『おとうふ屋 凛』は、福岡県久留米市にあります。代表は堺定浩さんです。2012年10月2日、「豆腐の日」に開業しました。代表の堺定浩さんは、久留米工業専門学校を卒業後、JALに就職され、飛行機の整備など、『おとうふ屋 凛』を開業されるまでは、工業系の仕事に従事されていたそうです。JAL時代の同期には、宇宙飛行士の若田光一さんがおられたそうです。堺さんは、子供さんと共に活動していた生ゴミリサイクルの運動などを通して、“環境”や“食”に興味を持たれるようになり、転職を考えられるようになったそうです。

玲子「お若い方ですね」
中野「農業したい!と思われたそうですが、工業から一気に農業へ行くのはハードルが高いので、農家の方が作られたものを加工する仕事だったら…と、豆腐の製造に挑戦されたそうです」
玲子「色々あったでしょうに…豆腐がお好きだったのでしょうね」

【『おとうふ屋 凛』の“お豆腐”は?】

中野「今日は、久留米に行って出来たてを頂いてきました」
玲子「まかない豆腐頂きます!…あま〜い!!!」
コン「ア!美味い!!」
玲子「お豆さんって、こんなに甘いの?!味が濃い!」
コン「これ、醤油いらないですね!」
玲子「ホロホロの食感がほどけていくね!」
中野「一番人気らしく、行ってもない時があります」

豆腐の製造は、約3年をかけて久留米岩田屋にある豆腐屋さんで修業を積まれたそうです。現在は堺さんお一人で製造、販売をされているため、一日の製造量は70丁から100丁だそうです。現在使用する“大豆”は全て久留米産ということです。

コン「ざる豆腐、ものすごい弾力がある!ビックリしますよ!!」
玲子「本当だ!さっきと全然違う!こっちは歯応えが楽しめる♪」
コン「あ〜〜おいしい。ハリが違いますね」

午前3時から作業は始まります。前日、水に浸した大豆を挽いたのち、煮込み、豆乳にします。「生の状態で豆乳を絞る方法もありますが、ウチでは煮込んだのち豆乳を絞ります。」と説明してくれました。その後、約70度まで冷まし、ニガリを投入、固めていくそうです。

中野「お一人で作られているので数に限りがありますが、行商もされているんです。笛もあります」
玲子「懐かしい!」
中野「全力投球で豆腐を作って、豆腐を販売されています」
玲子「大豆を揚げたのも、ビール焼酎何でもいけますね」
中野「良い雰囲気のお店で『凛』という名前は、凛凛として常に自分を戒めながら仕事をしたいと付けられたそうです」

毎週土曜日には久留米の一番街で特製のリヤカーを引いて行商販売を行なっているそうです。第3土曜日には博多区の対馬小路の近辺でもリヤカー販売をされています。
『おとうふ屋 凛』では、豆腐になる前の大豆を揚げた“あげ豆”や“ゆず豆腐”、“豆乳”“豆乳&スイカ”“豆乳&スモモ”等のアイスも販売しています。

●連絡先●『おとうふ屋 凛』 福岡県久留米市山本町耳納1222-1
TEL: 0942-47-2220
営業時間:平日12:00〜18:00  日・祝11:00〜18:00

玲子「さて来週は?」
中野「久留米の『南筑ファーム』の“さざなみ鶏”をご紹介します。」
玲子「楽しみにしています!!」