これまでのおはなし

福岡県八女市『(株)山の神工房』

今日は、福岡県八女市『(株)山の神工房』をご紹介します!

中野「八女は“梅”や“にんにく”が特産ですので、それらを加工されています」

【『(株)山の神工房』とは?】

『(株)山の神工房』は、八女市立花町下辺春にあります。代表は、巻柄春奈(マキツカ ハルナ)さんです。『(株)山の神工房』は平成25年9月に法人化されました。それ以前の平成21年に上島登美子さん、中島加代さんの2名で活動を開始されました。上島登美子さんは現在の代表巻柄さんの祖母にあたられます。現在は、代表の巻柄さんと上島さん、中島さんの他に正社員1名、パート4名で運営されています。巻柄春奈さんのお話では「最初は販売会や商談会の申込書類などの提出や注文のお電話の対応など事務的な仕事を中心に祖母の仕事を手伝う事から始まり、現在は(株)山の神工房の代表をさせてもらっています。」との事でした。

玲子「お孫さんが継いでくれるっていうのはうれしいでしょうね」
中野「お婆ちゃん2人で梅干しやニンニクの醤油漬け等を作っていましたが、春奈さんが手伝うようになって会社にされたそうです」

【どんな商品を?】

活動を始めたキッカケはは、生産者の高齢化や当時栽培が広がった“キウイ”に生産を切り替える農家さんが多い中、昔からの特産品である“梅”の木を守る為、また“梅干し”等の加工品の技術を伝えていく為などだったそうです。現在、“梅”は自社栽培と地域の農家の方々が出荷されたものを加工されているそうです。“梅”は5月20日から小梅、大梅は6月に入ってから収穫をされます。『(株)山の神工房』では完熟した“梅”を一個一個、手作業で収穫されています。巻柄さんのお話では「梅とニンニクの収穫が重なる時期もあり、大変忙しく夜遅くまで作業場の明かりがついたままの時期があります。」との事です。

玲子「かわいらしいパッケージですね」
中野「絵がカヨさんとトミーさんで『カヨトミ』の名コンビです!」
満 「唾液が止まらない…小梅ですね」
玲子「いただきます!わ〜、酸っぱさより甘味が!」
満 「おかあさ〜〜ん!!!」
中野「昔ながらの漬け方をされていて、完熟梅を手摘みされ、ヘタを一つ一つ手で取られるそうです」
玲子「うわ〜〜、大変!」

その後“ニンニク”の加工品も手掛けられるようになったそうです。“ニンニク”は自社で栽培されたものと友人の農家さんが栽培されたものを加工されています。“ニンニク”は収穫後、2ヵ月から3ヵ月乾燥します。その後、加工されますが、「“ニンニク”は大川市にある『木の香園』という障害者施設の利用者の皆さんに選別等の一部の作業をやってもらっています」との事です。

満 「この香りだけで〜元気になりそう!」
中野「“ニンニクの醤油漬け”があるんですよ。生のニンニクを刻んだものですが、これが美味しいんですよ!残念ながら今は完売していますが、5月か6月にはできるのではないでしょうか」

地域の《耕作放棄地》の活用、雇用の創出等、大きな目標を持って活動されています。
「祖母達がやってきた昔ながらの方法で加工しています。昔から伝えられてきた普通の作業を続けているだけですが、“若いのに梅干しを作れるんですか!”と驚かれる方もいらっしゃいます。」と巻柄さん。現在は《廃校》になった地元の小学校を加工場として利用されています。
“梅”“ニンニク”の加工品は売り切れてしまうくらいの人気商品になったそうですが、巻柄さんは「“ニンニク”は作付けを増やすことを考えていますが、“梅”は無理をせず、品質の良い商品作りと“梅の木”を守っていく事を考えながらやっていきたいと思っています。新たな商品としては“桑の葉茶”の製造と販売も手掛けています。」と話されています。

玲子「甘みがあって美味しいお茶ですね!」
満 「スッキリしていますね」
中野「おばちゃん2人がメチャクチャ元気です!」

●お問合せ先 『(株)山の神工房』 福岡県八女市立花町下辺春1312番地1
TEL:0943-37-0955(HPからも注文できます)

玲子「さて、来週は!?」
中野「長崎県の『對馬コノソレ』をご紹介します!」
満 「なんでしょう?!想像できない」
玲子「来週もよろしくお願いします!」