これまでのおはなし

福岡県八女市星野村の“後藤富美子さん”

今日は、福岡県八女市星野村の“後藤富美子さん”を紹介します!

中野「後藤さんとは九州の食と文化応援隊の仲間の集まりで、7・8年前からお付き合いがあって、農村民泊『ふみちゃんの味そ汁屋さん 』や、加工品などを作られています!」

【『手作り工房 ふみちゃん』とは?】

後藤さんは『手作り工房 ふみこ』という加工場も持たれ、加工品を数多く作られています。代表的な商品は“味噌・お饅頭・鉄火味噌・ふきのとう味噌・茶葉の佃煮”等々です。

中野「面白いのが“茶葉の佃煮”で、今日お持ちしました!」
玲子「星野村はお茶も有名ですからね!玉露・煎茶・しょうゆ・砂糖・みりんが原材料…シンプルですね!」
中野「後藤さんのお婆ちゃんが作られていたそうで、その味を思い出しながら作ったそうです」
玲子「お茶っ葉だ!甘辛く炊いてあって美味しいよ!」
田上「あ〜〜っ、お茶の風味もあって!」
玲子「これは御飯も焼酎もススミますわ!」

“茶葉の佃煮”は、後藤さんのお婆さんが「お茶は一年かけて大切に栽培される。それなのにお茶を出したら茶葉は《でがらし》捨てられてしまう。そんな勿体ない事はできん!」と《でがらし》を佃煮にした事を思い出されて作られたそうです。“茶葉の佃煮”の材料は、この《でがらし》じゃないと美味しくないそうで、地元の製茶園さんに二煎までだした後の《でがらし》を保存してもらい、加工しているそうです。

中野「良い感じの苦みも残っていますし、あまりアクも濃くありません」

“ふきのとう味噌”“茶葉の佃煮”は「APEC食料安全保障大臣会合手作り加工推奨品」にも選ばれたそうです。

【農村民泊『ふみちゃんの味そ汁屋さん 』とは?】

『ふみちゃんの味そ汁屋さん』では、バリエーション豊富な味噌が店頭に並び、“後藤富美子さん”こだわりの料理も楽しめます。また「農村民泊」も始められ、築150年以上の古民家に泊まる事も出来ます。民泊では“茶葉の佃煮”などの加工品をはじめ、“だご汁”や“ふな焼き”などの郷土料理が提供されます。

【『ほしのほしやさい研究会』とは?】
後藤さんは、地元野菜の乾燥加工グループ『ほしのほしやさい研究会』の代表もされています。規格外の農作物などを使い、無駄にならない様に“乾燥野菜”を作られています。この乾燥野菜のパッケージは2011年福岡産業デザイン賞優秀賞にも選ばれました。

玲子「珍しいものを乾してらっしゃいますね」
中野「たけのこ・ごぼう・なす等、グループで作られています。富美子さんは本当に活動家で。お父さんの征之進さんは昔、材木問屋だったそうです。お父さんとお母さんで民宿も営まれて、お話も聞かせて頂けるし、こんな品物も食べたり買ったり出来ます!」

【連絡先】
星野村農村民泊『ふみちゃんの味そ汁屋さん』
福岡県八女市星野村4540   TEL 0943-52-2214
チェックイン 15:00 〜 チェックアウト 10:00
大人7,000円/人(税込)
子供(4歳以上小学生まで)4,000円/人(税込)
朝食、夕食体験。温泉券付き。(タオル、着替え、洗面用具はご持参下さい。)
一回のご宿泊 4名〜5名まで。

玲子「次回、6月3日(金)のテーマは?」
中野「大分県豊後大野市の『中野加工組合』さんの“ゆでもち”をご紹介します。」
玲子「来週もどうぞお楽しみに!!」