これまでのおはなし

福岡県北九州市“小倉ふる里どり”

今日は、福岡県北九州市“小倉ふる里どり”のご紹介です。

玲子「中野さんは沖縄にいらっしゃいます!」
中野「とっても良い天気で18〜19度あるようです」
玲子「昨夜は鶏を振る舞われたそうですね?!」
中野「知人が開催している日本酒の会のアテに今日紹介する“小倉ふる里どり”の水炊きを準備しました!」

【“小倉ふる里どり”とは?】

“小倉ふる里どり”は、福岡県北九州市小倉南区合馬で養鶏されています。“小倉ふる里どり”は「比内地鶏」の血統をひいた九州では唯一の地鶏です。「比内地鶏」は「名古屋コーチン」「薩摩地鶏」と共に日本の「三大地鶏」に数えられる“秋田県の地鶏”で、昭和17年に日本の天然記念物に指定された貴重な鶏です。天然記念物は食用として飼育することは禁じられていますが、他の地鶏と交配、品種改良したものは養鶏し食用にすることが可能です。“小倉ふる里どり”は「ロードアイランドレッド」という肉質の優れた鶏と「比内地鶏」を交配する事で生まれました。
15年程前から品種改良に携わり、“小倉ふる里どり”を“合馬の筍”に次ぐ特産品にしようと活動をされてきた上村榮さんは、「比内地鶏」の本場秋田県に何度も足を運び、養鶏の方法、餌などを研究されてきたそうです。

玲子「長年の努力が実を結んだのですね」
中野「食べたら美味しいです!モモ肉とササミを届けていますけど…」
玲子「皮目がこんがりキツネ色!キレイな身ですね〜」
田上「モモ肉の塩焼きですって」
玲子「ん!噛みごたえがあって、身の甘みが!!ジュースも多い!」
田上「これは美味しいな〜〜!!!」
中野「噛めば噛むほど味が出るって、この鶏の事かなって思います」

【“小倉ふる里どり”のお味は?】

“小倉ふる里どり”の肉質は、しっかりとし深みのある食味をしています。モモ肉は特に特徴的で、深い赤色をし、歯応えもあります。上村さんのお話では「小倉ふる里どりはメスの方が食味がよく、モモ肉の一番オススメの食べ方は塩焼き」との事です。
メスの大きい物では3kgくらいにもなります。(体長は40〜50cmでオスはメスより一回り大きくなります)一般的な食肉用の鶏は約2ヶ月で出荷されますが、“小倉ふる里どり”は半年ほどかけて養鶏、出荷されます。上村さんが15年程前に『小倉ふる里どり生産組合』を設立された頃は、15軒ほどの生産農家さんが参加されていたそうですが、現在は軒数が減ってきているそうです。

玲子「脂身の所はプリプリッコリッコリと爆ぜて、美味しい食感!」
田上「鶏肉の風味が特別に出てきますね!」
中野「今回提供して下さったのは、生産者の大久保さんの“小倉ふる里どり”なのですが、年間2000羽だけ出荷しているそうです」
玲子「希少価値が高いですね!」

『株式会社TAITAN 養鶏事業部』の大久保孝統さんによれば、竹林が広がる美味しい水の湧き出る素晴らしい環境の中で育て、鮮度をできるだけ保つために処理後、数時間で出荷できる体制をとっているとの事です。

●株式会社タイタンのHPからお取り寄せできます。
「小倉ふる里どり (スペース) タイタン」で検索してみてください。

玲子「本当に美味しい鶏です!」
中野「沖縄の皆さんも大喜びして頂きました」
玲子「でしょうね〜〜〜。さて来週は?」
中野「来週は、熊本県の『おっぺしゃん工房』を紹介します!」
玲子「とういう意味なんだろう?!今日も、ごちそうさまでした!」