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福岡県宗像市・農家レストラン『まねき猫』

今日は、福岡県宗像市・農家レストラン『まねき猫』を紹介します!

【農家レストラン『まねき猫』とは?】

『まねき猫』は、福岡県宗像市吉田にある農家レストランです。併設して直売所も経営されています。代表は岩佐政子さんです。『まねき猫』では「健康こそ永遠に人間の幸せの根底であり、その健康を左右するのは食べ物と、水と、環境である」と考え、資源の循環を考えた農業を営まれています。

中野「福岡ヤフオクドーム2つ分ぐらいの畑があるそうです」
玲子「生産するだけで大変なのに、よくもまあ、レストランもしようと思われたこと!!」
中野「もう大変なんですけどね…と言いながらニコニコされていました」

【栽培される農作物は?】

栽培される農作物は、小麦、赤米や生姜、白葱、レモン、季節の旬の野菜等各種。出来るだけ農薬を使わずに、『ぼかし肥料』といわれる“米糠”や“魚介類の残渣”などの原料で作られた有機肥料を使用されています。農作物を育てる土壌中の有効微生物の働きを活発にする土壌改良材として『土壌用炭素』も使われています。また“平飼い”されている鶏の餌にも『畜産用炭素』を混ぜて与えられています。

中野「宗像地鶏も野原に放し飼いされていて、その玉子を“親子丼”とかの料理や“プリン”などに使われています。」
田上「 “ゆで玉子”がココにあるのですが…黄身が濃いですね!お味も濃いですね!!!」
中野「有精卵です。そのままだったら、ヒヨコになる玉子です」
玲子「この玉子、買えるんですか?」
中野「1個45円です」
田上「濃厚な黄身なのに、のど越しが良い!」

メニューにある“うどん”類の麺は栽培された自家製小麦を100%使用されています。一般的な小麦は、小麦の表皮と胚芽を取り除き製粉されますが、『まねき猫』では小麦の表皮や胚芽も含んだ物を天日干しの後、石臼で挽き、ふるいにかけて精製され、全粒紛として販売、加工されています。

中野「なのにツルツルで、なぜですか?と聞いたら、里芋を作った時に出来る小芋を混ぜて麺をモチモチにしているそうです」
玲子「すご〜い!」
中野「昨日“地鶏うどん”を頂いたのですが、本当に美味しかったです!」

施設内や農場で使用されている「水」は『電子水』と呼ばれる水で、汲み上げた井戸水に電子水を付加し、備長炭でろ過し生成されています。この『電子水』を作る装置を施設内に備えてあり、一般の方も利用されています。

中野「冷凍として販売されているカレードリアです」
玲子「買って帰れるんですね!トマトやブロッコリーや玉ネギなどお野菜が一杯!」
中野「全部自家製です」
玲子「赤米入り玄米?! 色とりどりでキレイ! チーズもたっぷり!!」

その他にも農作物の「収穫体験」「パン&ピザ焼体験」なども行われており、農業体験者の受け入れを行う「食と農の学校」も開かれています。

【連絡先】
農家レストラン『まねき猫』
福岡県宗像市吉田822-1  TEL:0940-38-7007
レストラン(火・土・日・祝日に営業)11:00〜15:00
(※営業日が変更することがあります。ご確認の上、お出かけください)

玲子「次回、5月13日(金)のテーマは?」
中野「熊本県阿蘇郡小国町の『そらいろのたね』をご紹介します」
玲子「来週もどうぞよろしくお願いします!」