これまでのおはなし

福岡県宮若市『黒丸むらおこしの会』

今日は、福岡県宮若市『黒丸むらおこしの会』をご紹介します!

【『黒丸むらおこしの会』 とは?】

『黒丸むらおこしの会』は福岡県宮若市の黒丸地区の皆さんが、「地域を元気!に」と立ち上げられた会です。地域の人口の減少、高齢化のために耕作放棄地が増えていく様子をみて、2011年に立ち上げられたということです。『黒丸むらおこし会』は、『清水寺 竹灯籠』と『清水菜園』と大きく二つの活動を中心に地域おこしをされています。

中野「会員も40名以上いらっしゃるそうです」

【『清水菜園』とは??】

『清水菜園』では“特選清水米”の生産、“バジル”“ペコロス”“ヨモギ”“すぎな”等を栽培、採取されています。特に“特選清水米”については、食味の良いことで知られています。栽培されているのは『黒丸むらおこしの会』会長の花田浩さんと会計の松田欣也さんです。花田さんは稲作を中心とした農業をされています。松田さんは公務員(直方市役所勤務)をされる兼業農家だそうです。“特選清水米”は花田さんが約3反、松田さんが約1町の面積で栽培されています。栽培方法は減農薬栽培。「高齢化で耕作放棄地になる前の田んぼで米作りをやっています」と花田会長が話してくれました。

宮若市の黒丸地区の田んぼは、東側が開け、西は山林の棚田。現在は、区画の整理もされていますが、昔は小さな田んぼが幾重にもある棚田だったそうです。そのため“特選清水米”の収量も約5俵/反ということです。花田さんお話では「水が綺麗で、西日が差し込むことのない地形なので、稲が時間をかけユックリと熟成していく地域です。また、条件が整えば、‟雲海”が現れることもある地区で朝晩の寒暖の差が大きい。お米が美味しいのはそんな条件が揃っているからだと思います。」とのことでした。また、“特選清水米”の名前にも使われている「清水寺」は、約1260年前に建立されたお寺です。1500年代に一度焼失しましたが、江戸時代には黒田藩が援助し観音堂を再建したという歴史があるお寺です。

川上「清い水と書くからには、美味しいお米が出来るのでしょうね」
中野「小さな“塩おむすび”にしてお持ちしました」
川上「真っ白で粒がしっかりしていますね」
後藤「ご飯の良い香り!」
川上「ねばりが!」
後藤「噛んだら甘いですね。粒が際立っています!」
陽区「うまいわ」
中野「会計の松田さんは直方市に勤めていらっしゃるのですが、お米のパッケージが名詞になっているんです!」

【『清水寺 竹灯籠』とは??】

農閑期には各地の竹林の伐採などをされているそうで、その竹を使った『竹灯籠』を作る活動もされています。そして『清水寺竹灯籠』の活動を通して、清水寺の保存にも力を注がれています。

中野「竹は成長が早いからですね。竹灯籠も人気で福岡や北九州から来られている方もいました。面白いです」
川上「まだ口の中に甘みが残っています」
中野「炊き立ても香ばしくて本当に美味しかったです」
陽区「まだ残っているからください!」

●連絡先『黒丸むらおこしの会』
TEL 090-2710-3759 (会長 花田さん携帯)

川上「ありがとうございました!来週は?」
中野「鹿児島県の『霧島ふもとの駅』をご紹介します!」