これまでのおはなし

福岡県宮若市にある『ドリームホープ若宮・夢工房』のカステラ

今日は、福岡県宮若市にある『ドリームホープ若宮・夢工房』のカステラを紹介します!

玲子「甘い香りに包まれております!!」
中野「今日は“カステラ”をお持ちしました!」

【『ドリームホープ若宮・夢工房』とは?】

『ドリームホープ若宮』は福岡県宮若市脇田にある地元の豊富な農産物を販売する直売所です。30年以上前に出来た施設で、地元宮若市以外の農産物は取り扱わないという約束を今でも守って地元産品のみの販売をされています。
『夢工房』はドリームホープ若宮に併設された食品加工施設で、平成5年に増設されました。地元の農産品で加工品を作り、消費者の皆さんに宮若の良さを知ってもらいたいという願いで作られ、地元の農家の皆さんが、菓子や味噌などを作られています。

【“カステラ”は?】

玲子「なぜ“カステラ”?」
中野「“カステラ”と言ったら長崎のお菓子として有名で、僕も色々な直売所を廻っていますけど“カステラ”を作っているのを見たことが無いんです。」

『ドリームホープ若宮』のある地域は“卵”の生産が盛んな地域です。『夢工房』ができた当時は、周辺に4軒の養鶏業者がおられたそうです。(現在は2軒です。)そこで“卵”を材料に作れる加工品という事で“カステラ”作りを始められたそうです。

玲子「この生地!黄身色だもん!でも…“カステラ”作るのって難しいんでしょう?泡が無いようにしなきゃ…」
中野「日によって違うそうです」

当時から“カステラ”を作られている中村和子さんによれば、作っているカステラは卵、水あめ、蜂蜜等を使った“長崎式カステラ”で、当時は作り方も分からず、「カステラを焼く機械を販売している会社が(当時)福岡県の朝倉市にあって、そこで焼き方を習った後は、皆で試行錯誤の連続でした!」と中村さんは言われていました。

中野「“カステラ”で有名なお店とはまた一味違った手作り感があって美味しいんです」
玲子「フワフワなのに弾力があって…これって卵の力ですかね?」
中野「ドリームホープでも卵を一杯売っていて人気商品の一つです」
玲子「濃厚なのに…後味すっきり」
田上「食べやすいです」
中野「卵もサイズが合わない規格外のものが出るらしく、それを主体に使っているそうです」

販売当初は、一日に100本以上作っていましたが、すぐに売り切れてしまうほどの人気でした。現在は、中村和子さんと荒巻多華さんのお二人で、添加物は一切使わず、毎週火曜日と金曜日にカステラを製造されています。一度に作られる本数は、400gサイズ(≒25cm×7cm×7cm)で、火曜日に24本、金曜日は48本です。

中野「お二人で作られていますからね…」
玲子「お幾らですか?」
中野「お土産などで頂く大きさ(400g)で、700円です。カットされたものもあります」
玲子「幸せな気分になりますね」

中村さんと荒巻さんは今でも商品開発に取り組まれ“カステラのラスク”という商品も新商品として販売されています。

中野「20年、日々難しいのに取り組んでるけど…と言いながら、新しいものも作られています」
田上「“かすてラスク” ありそうでなかったですね」
中野「脇田温泉の近くで、温泉帰りに寄られる方も多いそうです」

【連絡先】
『ドリームホープ若宮』 福岡県宮若市脇田224-1
TEL 0949-54-0141    営業時間9:00〜17:00

玲子「来週は…中野さん台湾に行かれるのですか??」
中野「昨年から伺っているのですが、台湾の東海大学の生徒さんたちが、日本語の勉強と食育の授業で、玲子さんと作った絵本『トマトくんのありがとう』を使っているそうで、今回公開授業で話をしてくれと…」
田上「すごい!」
玲子「嬉しい!中野先生!!」
中野「何の話をしたらいいのか分からないまま行くのですが…台湾から報告させて頂けたら…」
田上「台湾の美味しいものも教えてください!」
玲子「来週は国際電話でのご出演となります!よろしくお願いします」