これまでのおはなし

福岡県宮若市の『千石屋』

今日は、福岡県宮若市の『千石屋』をご紹介します!

中野「お米を作っている平尾さんというご家族をご紹介したいです」

【『千石屋』とは?】

『千石屋』は、福岡県宮若市沼口にあります。代表は平尾孝市さんです。平尾さん御一家は数種類の米を栽培する農家です。栽培される米の中でも古代米と呼ばれる“黒米”は平尾家の代表的な商品です。孝市さんのお父さん勝美さんの代から“黒米”も栽培されはじめ、孝市さんも“黒米”栽培に関しては20年以上のキャリアを持たれています。そして孝市さんの奥様・真理子さんは“米粉”を使った“焼きドーナッツ”等を製造販売する店舗『千石屋』を昨年3月にオープンされました。

中野「カステラやドーナッツなどがあります」
玲子「奥様スゴイ!」
コン「メチャクチャいっぱいありますよ!」

玲子「カステラも3種類ありますよ!」
中野「プレーン・八女茶・黒米です」
玲子「しっとりして美味しい!」
コン「生地モッチモチですね!」
中野「小麦粉を使わずに、米粉だけなのでグルテンフリーです」

【“黒米”は?】

“黒米”を作るようになったきっかけは、お父さんの勝美さんがお友達の家で“黒米ご飯”を御馳走になり、その美味しさに魅かれ、二膳完食されたそうです。それを見たお友達が「そんなに気にいったなら…」と、“二升の黒米”をくださったそうです。その後、品種を変えるなどの試行錯誤をしつつ、栽培を続けられましたが、当時は“黒米”の味を知ってもらうのに非常に苦労されたそうです。“黒米”の味や風味を知ってもらう為に、真理子さんが手づくりで“シフォンケーキ”や“大福もち”を作られ、“黒米”販売の際の試食として提供されていましたが、そちらの方がお客さんに好評で、その後、お菓子屋さんに依頼し製造してもらい販売することを考えたそうです。

玲子「黒米って白米に混ぜて炊いたら、お赤飯のような色になるのでしょ!?」
中野「そうです。原種に近いので、モチ米に近いモチモチ感があります!」
玲子「食感も面白くなるんですね」

九州国立博物館の開館10周年(平成27年)の時、平尾さんの“黒米”を使った“古代米入り梅ヶ枝餅”を大宰府天満宮の参道にある『梅ヶ枝餅』の店舗で販売されましたが、好評だったため、現在も毎月17日「きゅーはくの日」に“古代米入り梅ヶ枝餅”の販売は続けられているそうです。

コン「黒米ドーナッツいただきます…本当にウマい!!」
中野「今までも米粉を使った商品を頂いてきましたが、千石屋は本当に美味しいです」
玲子「米粉ドーナッツいただきます…うわ〜〜シットリ!!優しい甘み」
コン「黒米のファンになりますね」
中野「色々な所で黒米や赤米などを育て、田んぼに稲穂アートなどをされている方もいますが、このように食材として扱って加工品を作られて、これだけ美味しい味に仕上げられるのは、なかなか無いです」
玲子「若い方の米離れが言われていますが、これ米粉ですからね」
コン「スミマセン、ずっと食べていました」

平成29年 福岡県六次化商品コンクール特別賞も受賞されています。

玲子「お米もさぞかし美味しいのでしょうね〜もう新米でています?」
中野「はい。新米が出来ています」

●連絡先● 『千石屋』福岡県宮若市沼口66-1
TEL; 0949-28-7244
※営業日 水、木、金曜日。営業時間 9:00〜13:00

玲子「さて来週は?」
中野「佐賀県の『七島農産』をご紹介します!」
玲子「来週もよろしくお願いします!」