これまでのおはなし

福岡県小郡市『株式会社 RUSH FARM (ラッシュファーム)』

今日は、福岡県小郡市『株式会社 RUSH FARM (ラッシュファーム)』のご紹介です。

中野「今日は久々に“葉物野菜”です」
玲子「イキイキとピンとしています!!」

【『 RUSH FARM 』とは?】

『株式会社 RUSH FARM』は福岡県小郡市にあります。代表は、永利侑次さんで、御家族で経営されています。今回、侑次さんの奥様で取締役・食育プランナーの永利美津技さんにお話を伺いました。

 

中野「実は侑次さんは脱サラされて、平成4年に始められたそうです。手探り状態で始められたそうですが、今ではこんなに立派な野菜を育てられています」
玲子「何が違うんだろう?土かな?」
中野「肥料も自家製の“ぼかし”等を作られていて、当初は苦労されたそうです」

『RUSH FAR』の経営理念は「農業のどんでんかえし」です。
私たちは革新ある事業を通して  腕の立つ農業人を育て
より多くの笑顔と出会うために  料理の役に立つ食材作りで
1人でも多くの人を   幸せにできる農業を行います。
・・・・を目標に掲げ事業を行われています。

 

『RUSH FARM』は「RUSH(慌ただしく、突破する)」「FARM (農場)」=がむしゃらに農業をやろうと付けられました。「あとづけですが…(笑)」と言われながら、『RUSH』の「R」は「Renovation(革新)」、「U」は「Useful(役に立つ)」、「S」は「Smile(笑顔)」、「H」は「Happy(幸せ)」の頭文字になっていることに気づかれたそうで、創業当時の気持ちを忘れずに今後も農業に従事し、次世代にバトンを渡したいと頑張っておられます。馬のマークが目印です。

【栽培されている“野菜”は?】

田上「今日、お持ち頂いた野菜は…チンゲン菜と、これは?」
中野「ロメインレタスです。レタスも沢山の種類を作られていて、今日はロメインレタスとサニーレタスを送って頂きました」
玲子「高菜みたいに一枚が大きい!」
中野「レタスなので生のまま頂けますが、“しゃぶしゃぶ”にしたらメチャクチャおいしかったです」
玲子「今は生のまま頂きます…(シャックッシャリシャク)…ハリハリして瑞々しい!あっ!あまい!!あと口が甘いです」
中野「火を通しても、シナッとしすぎないので美味しいです」
玲子「水分も適度に入っていて美味しいな」

 

平成4年に共同経営の形でビニールハウス28棟を、ご自身で建て、取り組みをスタート。“サラダ菜”専門で周年栽培に取り組まれていたそうです。平成7年には、創業時のビニールハウスのうち8棟を持って独立、ビニールハウスも12棟を新たに立て、20棟で始められたそうです。美津技さんのお話では「当時ビニールハウスはありましたが、農機具は無く大変でした。」
独立して約5年後の平成13年には水菜・小松菜の周年栽培を開始され、平成21年には農協共同出荷を辞め個人での出荷・販売をスタートされました。現在の取引先は青果市場をはじめ25社以上にも及びます。

中野「本当に“元気の良い野菜”を作られていて、大変なご苦労をされているのですが、一年中作られているので収穫量が違ってくるのです。相場の変動もありますし、それを切り盛りされています」

栽培時の肥料は自社製の“米ぬかぼかし肥料”などを使用されています。ハウスは加温をしていない為、播種から収穫まで早い時期で4週間、長くかかる時期は2ヵ月もかかるそうです。一定の出荷量を保つための計画を立てられ栽培されています。現在のビニールハウスの棟数は小郡、上峰合わせて134棟、出荷量は水菜約360トン、小松菜約120トン、リーフレタス280トンもあるそうです。

中野「今日は“ゴールデンライム胡椒”もお持ちしました。“ゆず胡椒”によく似ているのですが」
玲子「“ライム”で作られているのですか?」
中野「辛味も強いのですが、香りがスゴイのですよ!」
玲子「いい香り〜〜♪きれいな黄緑色で!」
田上「今日はお肉の上にのせてあります」
中野「お肉にのせるのが一番かな?と思って持ってきたのですが、色々な使い道はあります」
玲子「鼻腔にさわやかなライムの香りが…美味しい…あっ後で辛みが来ました!」
田上「あっ ピリッと!」
玲子「でも、ピリッとくるだけで爽やかさが前面に来る!これ良い!!」
中野「珍しいでしょう!」
玲子「新しい!!!」

美津技さんが、とても貴重な国産完熟ライムと、国産青唐辛子と、マイルドなゲランドの塩を使った新感覚の魅力的な調味料を作られています。ママサイズが90g ミニママサイズ40gです。

中野「本当に苦労されたそうで、始めた頃の息子さんの侑太朗さんが小さく農場で遊ばせて、家族ぐるみで農業に取り組まれたそうです」
玲子「立派になられて…」
中野「侑太朗さんは、一時ニュージーランドに行かれていたそうです」
玲子「農業の勉強で?」
中野「いいえ、違うそうですが、帰ってきて農業をされている両親の苦労を見て「俺が継ぐ!」と決められたそうです」

●お問合せ先●
『株式会社 RUSH FARM』 福岡県小郡市干潟1110  TEL:0942-65-5078

玲子「生命力あふれるお野菜です!さて来週……あれ、どこか行かれるのですか?」
中野「毎年恒例になっていますけど台湾の台中市にあります東海大学に行って色々と学生さん達とお話をしてきます。台湾から電話で失礼します」
玲子「九州の食と文化が世界へ!!」