これまでのおはなし

福岡県春日市『パティスリールイ』

『パティスリールイ』とは?!

今日は、福岡県春日市『パティスリールイ』をご紹介します。

『パティスリールイ』は福岡県春日市あります。
洋菓子専門店で代表の吉村類さんと奥さんの佳代さん、スタッフ4名で経営されています。

吉村類さんは高校卒業後、大阪あべの辻調理師専門学校で洋菓子の勉強をされ、大阪校を卒業後、フランス校で引き続き洋菓子作りの技術を磨かれました。フランス校では、半年を学校で学び、残りの半年は洋菓子店で実践学習をされたそうです。
20才で帰国し、いったんお菓子の世界を離れ、フランス料理やカフェ、ホテルの厨房等で料理の腕を磨いたそうです。奥さんの佳代さんとは、この頃、知り合われたそうです。
その後、再度、洋菓子作りに取り組まれ、ある御縁から小国の『音楽ホール(もっこん館に隣接)』に8畳ほどの厨房を作り、洋菓子作りを始められたそうです。「最初は卸し専門をやってました。商品はロールケーキ、パウンドケーキ、プリン、エクレアなど。小国の道の駅ゆうステーション等にも出品していました。」とのこと。
その後『音楽ホール』で小売りもされるようになったそうです。小売りを始めて2年後くらいの時、小国の『そらいろのたね』の佐藤さんと知り合われました。佐藤さんの紹介で『山のいぶき』の高村武志さんと出会い、高村さんの牛乳を使用した“プリン”を委託製造することになりました。
その後、現在の春日市に店舗を開店されました。
「店舗の棟上げの日がちょうど2011年の3月11日。東日本大震災の日でした。」お店はその年の10月に無事オープン。オープン当初は吉村ご夫婦とスタッフ2名だったそうです。
類さんのお父さん、吉村郁夫さんは画家、お兄さんの形さんは彫刻家です。『パティスリールイ』のカフェのカウンターの前にはお父さんの大作が飾ってあります。

【一押しの洋菓子は?!】

中野「以前からの知り合いなのですが、ものすごく美味しく綺麗なのです」

『パティスリールイ』の洋菓子の中で、代表の類さんの一押しは“ピュイ・ダムール(愛の泉)”というお菓子です。パイの器の中にクリームをたっぷり絞り、表面をキャラメリゼしたお菓子で、類さんがフランス校で洋菓子を学んだ際、専門店での実践中、“ピュイ・ダムール”が上手く作れず、ひどく怒られたそうです。「当時は上手に作ることができなかったのですが、帰国し色々なお店で修行したあと、試しに作ってみたところ、思ったより上手くできて…、今ではアレンジを少し加えてウチの代表的な菓子になりました。」
類さんは「できる限り、生菓子作りに拘っていきたい。」と言われ、洋菓子各種一日に150~200個を作られているそうです。

陽区「本当に芸術的!」
中野「“ピュイ・ダムール”出来立てをお持ちしました!」
川上「崩すのがもったいないのですが…カスタードクリームの中にラズベリー?が入っている!」
後藤「美味しい!酸味が少しあってさっぱりしてる!」
中野「生産者とも交流されています!」

●連絡先● 『パティスリールイ』 福岡県春日市岡本6-15
TEL:092-558-8083

川上「来週は?」
中野「長崎市の『藤井からすみ店』をご紹介します!」