これまでのおはなし

福岡県直方市 『洋ラン タカシマ』

今日は、福岡県直方市 『洋ラン タカシマ』のご紹介です。

玲子「春ですね〜華やぎますね〜!」
中野「152回目にして、初めて“食べ物”ではありません。『食と文化応援隊』の『文化』のご紹介です!」

【『洋ラン タカシマ』とは?】

『洋ラン タカシマ』は福岡県直方市下新入にあります。代表は高島三櫻(タカシマ サンオウ)さんです。高島さんは、九州デザイン学校を卒業後、愛知県(株)あるふぁジャパンで植物全般を学ばれたそうです。その後、『胡道創志 榊原菊夫氏』の元へ入門、修行をし、2006年に「三櫻流」を襲名されています。
「胡道」とは、日本の生け花、盆栽、日本庭園の良さを、根付のまま一つの器に凝縮した作風で植物達の生命力・特性・性質を生かし共生を促すことが特徴。「花と緑」、「太陽と月」、「光と影」、「植物が存在する意味、果たす役割」など、さまざまな視点で自然美を表現する事を目的としています。

玲子「これ“マザーチーク”という品種だそうで、白みがかった中にピンクや緑など複雑な色味ですね!」
中野「高島さんが“玲子さん色”で選んだそうです」
玲子「まあ!シックで上品で落ち着いていて美しい!!!」
中野「僕も、そんな感じですね〜〜って持ってきましたが…」
玲子「何で棒読みなんですか!」
小林「(笑)」

『洋ラン タカシマ』は創業37年を迎え、現在年間に25,000ポットの洋ランを栽培されています。現在は、自販されていますが、以前市場出荷もされている時は12万株も栽培されていた事があるそうです。

中野「お持ちしたのは、4本仕立ての蘭です」
玲子「花の本が多いほど、高くなりますよね〜」
中野「実は4株を集めて1つにしているのです。1つの株から4本の花芽が出ているわけではありません」
小林「これから蕾が咲いていくのですか?」
中野「はい、咲いた時を予測して支柱を立てています」

高島三櫻さんのお父さん秀一さんまでは「養鶏」や「原木椎茸」をされていました。その後、三櫻さんのお婆さんの武子さんが“蘭”を育てる事を趣味とされていたのをキッカケに“洋ラン”の栽培を始められるようになったとの事です。

中野「家族会議の時おられた曾祖父ちゃんの「ランやれ!」という一言で決まったそうです」

【栽培される“洋ラン”は?】

“洋ラン”栽培は“シンビジューム”から始められたそうです。“胡蝶蘭”の栽培を始められた当初は、無菌培養して株を育てられていたそうです。「植え替を4回、花を咲かせるまでに1年半から2年もかかりました。株が小さい頃は病気にもかかりやすく、歩留まりも悪かったので、現在は台湾で株を育てたものを輸入し、約4ヵ月で花を咲かせ出荷可能な“リレー栽培”と言う手法を取っています」とのことです。

中野「一番難しいのは“水分の調節”だそうです」
玲子「よく枯らすんです…」
中野「やりすぎてもダメ、冬場は絶対に水をやらないでくださいね」
玲子「えっ?!」
中野「冬場乾燥しているので、水をやりすぎる方が多いそうです」
玲子「そうですよ!」
中野「冬場にやりすぎると、根腐れするそうです」

“洋ラン”は成長も遅く、温度・湿度の管理が微妙で大変な作業で、特に水やりは、適度にタイミングよく与える必要があり繊細な作業との事です。「ご家庭でも寒い時期に水を与え過ぎるのは禁物。蘭は根腐れしても直ぐに葉の見た目が変わる事は無いので、冬場に水管理で失敗する事が殆どだと思います」と三櫻さんが言われていました。

玲子「花が終わって、来年も咲かせたい時は?」
中野「面白い事に、大事に大事に育てすぎてはダメだそうです。もう危ない!子孫を残さないといけない!と蘭が感じた時に花芽が出て来るそうです」
玲子・小林「へ〜〜〜〜」
中野「農業には良くあるみたいですけど、あまり丁寧に扱いすぎてもいけないそうです。だから水気を切ったり、栄養分をちょっと我慢してもらったり…頑張ろう!!となった時に栄養を与えるそうです」

現在は、ハウス内に『カフェ』も作られています。「若い世代の皆さんにも“洋ラン”を身近に感じてもらいたい。洋ランや観葉植物に囲まれたカフェで洋ランについて語り合えるキッカケができれば良いと思っています。」とのことです。

中野「花に囲まれて、育て方のアドバイスなども伺えますので、是非行ってみてください」
玲子「直接伺ったら、お買い得な欄もあるかもしれませんね?」
中野「珍しい観葉植物なども販売されています」

●お問合せ先●
『洋ラン タカシマ』  福岡県直方市下新入1649
TEL: 0949-22-4528  定休日 第三日曜日 (盆・正月)

玲子「さて来週は?」
中野「来週は、対馬の“アナゴ”を紹介します!」
玲子「来週もご期待頂きたいと思います」