これまでのおはなし

福岡県直方市“ふくのこ”と≪愛情コメコメレシピグランプリ≫

今日は、福岡県直方市“ふくのこ”と≪愛情コメコメレシピグランプリ≫をご紹介します!

中野「僕の地元・直方市が取り組んでいる“米粉”と、それを使ったレシピです。恐れ乍ら僕が≪愛情コメコメレシピグランプリ≫の審査員を務めさせて頂きました」

【“ふくのこ”とは?】

福岡県直方市は、遠賀川が市の中心部を流れ、支流の犬鳴川、英彦山川沿いでは昔から稲作が盛んに行われていました。栽培される代表的なお米には『ふくおかエコ農産物認証』を受けた“六ヶ岳米”“福智山麓名水米”“アイガモ米”などがあります。これまで稲作を行なった技術を生かして、数年前から栽培に取り組んでいるのが“米粉”の加工に適した「高アミロース米」と呼ばれる“ふくのこ”です。今年度は、19農家さんが合計16ヘクタールで栽培されたそうです。栽培された“ふくのこ”は一部、関西の製粉関連の会社を窓口に飲食関連の事業所へ提供されています。

玲子「米粉って使えるんですね」
中野「以前は“うるち米”と使っていたので、粘り気やモチモチ感が出にくかったのですが、新しい品種の“ふくのこ”が出てきました」

【≪愛情コメコメレシピグランプリ≫とは?】

地元直方市でも“ふくのこ”の普及を目指し、様々な取り組みやイベントが多く行われています。そのイベントの一つが≪愛情コメコメレシピグランプリ≫です。平成24年度より開催され、今年で第7回目を迎えました。10月28日に決勝大会が行われたのですが、今回の応募総数も73件あったそうです。『アイデア部門』と『給食部門』に分かれて、審査が行われます。『アイデア部門』は、米粉の活用場面が広がるようにと。『給食部門』は近年、増加する小麦アレルギーの皆さんが学校給食などの場面で安心して食べることができるように、考えられた作品が出品されます。出品される料理の多くは、直方市内にある高等学校の生徒さん達が考えたものです。

中野「直方市日吉町にある【大和青藍高等学校】と【福岡県立筑豊高等学校】の高校生が頑張って、各部門上位5名の残る決勝戦では全て、この2校の生徒さんのものでした」
玲子「優秀ですね!」
中野「今日は『アイデア部門』で優勝したお菓子をお持ちしました」

玲子「これに米粉が入っているのですか??」
中野「生地が米粉です。“梨とキャラメルの米粉シャルロット”です」
コン「オシャレだなあ〜。プルンプルンじゃないですか!」
中野「梨も直方産の梨を使われています」
コン「フォークを刺した時のハリが良いですね」
中野「作ったのは大和青藍高等学校の2年生の島田ひなのさんです」
玲子「美味しい!480円ぐらいで売れますよ!!」
コン「大人の味になっていますよね」
中野「今日は特別に玲子さんとコンバットさんに食べてもらおうと作ってくれました」
玲子&コン「ありがとう!!美味しいよ!」

『アイデア部門』で決勝に残った5品は、「ふわふわれんこんもち」河村悠巴さん(筑豊)、「かりかりビヨ〜ンチーズハットグ」渡部健太郎さん(大和)、「米粉の水餃子」香月奈々さん(大和)、「豚シャブトマトの冷やしうどん」中川葵さん(大和)、そして「梨とキャラメルと米粉シャルロット」島田ひなのさん(大和)です。
最優秀賞を受賞した「梨とキャラメルと米粉シャルロット」は現在販売されていません。大和青藍高等学校には調理科コースがあり、生徒さんが運営するレストランもあります。

中野「文化祭でも島田ひなのちゃんが“マジパン”で作ったトトロのケーキを出すそうです」
コン「ホントだ!凄いわ!!トトロの上にメイちゃんが乗ってるわ!」

中野「水餃子にしても、レンコン餅も、盛り付けまでキチンとされていて、将来日本は大丈夫だと思いました」
玲子「頼もしいわ。米粉を使って何か料理してみたいですね。さて来週は?」
中野「第二弾『給食部門』をご紹介します!」
玲子「知りたい!知りたい!!」