2018.08.06
福岡県福岡市 『タケシゲ醤油』
今日は、福岡県福岡市 『タケシゲ醤油』をご紹介します!
玲子「今日は、隊長の中野さんと住田良幸さんがペアルックでお越し頂いています!」
中野「モンペが同じなのです。少し気持ち悪いペアルックです」
コン「え?? あっホントだ!」
玲子「メチャクチャ偶然だったって!
中野「十数年来のお付き合いです!」
【『タケシゲ醤油』とは?】
『タケシゲ醤油』は、福岡県福岡市南区にあります。代表は住田有香子さんです。ご主人の住田良幸さんと共に経営されています。代表の有香子さんは、商社での勤務を経て、ご主人の良幸さんは、デザイナーとして、名古屋から福岡に来られたそうです。
玲子「だから、パッケージのイラストが可愛いんだ!」
【『タケシゲ醤油』の前身は?】
『タケシゲ醤油』の前身は、有香子さんのお父さんの家系である奥村家が、江戸時代より継承されてきた醤油屋さんで近年は『五福醤油』という名称で長年親しまれてきた醤油屋さんでした。『五福醤油』時代には13年以上連続、全国品評会で最高位を受賞していたそうです。「当初は150年くらいの歴史と聞いていましたが、良く調べてみると250年以上の歴史があり驚きました!」と言われていました。『五福醤油』は残念ながら、平成4年に閉店することになりましたが、飲食関連の職人さん達など愛好者の皆さんから「継続して欲しい。」との声を聞き、有香子さんのお父さん竹重允勝さんが『タケシゲ醤油』として継承されることになったそうです。
住田「今は南区ですが、もともとは博多区の呉服町で始まって、正確にいうと226年前です」
ある日、良幸さんが自家製の醤油を冷奴にかけ食した時、故郷の名古屋にはない美味しさに「この味を残したい!」という強い思いを持たれたそうで、この出来事が現在の住田ご夫妻が『タケシゲ醤油』を継承しようと決意されたきっかけになったそうです。
中野「十数年前、“卵かけ醤油”を見て凄いな!と思ったのでその当時の販売店で扱わせて頂きました」
玲子「一つは“だし入り醤油”なのですが、もう一つは“胡麻たっぷり”入っていて味が異なる“卵かけ醤油”なんですよ!!」
中野「ひもで結んであるのですが、全てスタッフの手作業だそうです」
コン「手間かかっていますね」
中野「その時に“万能たれ”というのも同時に販売させて頂いたのですが、今は名前が変わったのです」
住田「“博多ニワカそうす”です」
【“博多ニワカそうす”とは?】
コン「実際玲子さん使っているんでしょ?!」
玲子「万能!使える!!」
コン「玲子さんが使って美味しくなるなら、相当なものですよ!」
玲子「和食のみならず、洋食や中華もね。コクが全然違う!」
現在、人気の“博多ニワカそうす”は以前から“ 万能たれ”として販売されていました。“万能たれ”は、“味醂干し”の“たれ”として水産加工の事業者さん向けに60年以上前から販売されていたものを一般の家庭向けに販売を開始したものです。“万能たれ”として販売するようになったきっかけは、水産加工場で働かれていた方が、様々な料理に使われているという話しを聞かれたことだそうです。“博多ニワカそうす”という名称には「地元福岡博多には美味しく長年継承されてきた味がたくさんあることを知って欲しい!」という地元を愛する気持ちが込められています。ラベルに描かれている「タヌキ」は、「色々な料理に化ける」という意味を込めてのことだそうです。
中野「“焼きおにぎり”を作ってきました。“博多ニワカそうす”を表は一度、裏は二度塗って焼いただけです」
コン「ウマい!醤油だけじゃ、このコクは出ないな!」
玲子「バーベキューなんか、これ一本あると肉から魚から〆の焼きおにぎりまで万能!」
住田「昔から醤油を、現代風の使い方に合わせて提案して紹介しています」
玲子「テリもありますけど、独特のトロミもありますよね?」
住田「片栗粉などでトロミを出しますが、このトロミが難しくて職人さんが注意深くしないと焦げてしまうのです」
中野「トロミがあるけど、スーッと滲み込んでいくのです!」
住田「職人の技です」
玲子「トロミのおかげで食材に絡むんですよね〜〜。これは日本のみならず世界に行けますよ!」
住田「がんばります!」
●連絡先●『タケシゲ醤油』 福岡県福岡市南区平和一丁目23-6
TEL 092-526-9682
玲子「さて来週は?」
中野「久留米市の『おとうふ屋 凛』をご紹介します。」
玲子「楽しみにしています!!」