これまでのおはなし

福岡県筑後市の“あつひろ農園の『みつのか』”

今日は、福岡県筑後市の“あつひろ農園の『みつのか』”を紹介!

中野「『みつのか』という“イチゴ”です!」
斎藤「『みつのか』という品種なのですか?」
中野「いいえ、品種名ではなく、商品名になります。」

【『みつのか』とは?】

福岡県筑後市下妻にある平 洋(ひろし)さん、淳子(あつこ)さん御夫婦が営まれている「あつひろ農園」でしか栽培されていません。

御主人の平 洋さんは約20年前に「生産委員」という仕事をされていました。この「生産委員」という仕事は、新品種の農作物を試験的に栽培し、農業現場で本当に栽培可能なのか、また栽培する為には、どんな工夫や技術が必要なのかを研究しています。
今大人気の「あまおう」も、この過程を経て市場に登場しました。
しかし、今回の主役の『みつのか』は、栽培に大変手のかかるため、広く普及させるには難しいと判断されました。しかし、平さんは『みつのか』の魅力に魅かれ、ずっと自社の農園で栽培されてきました。

斎藤「ホントに 香りが充満していますよね!」
中野「味はもちろん、香りが良いイチゴで、ちょっと桃に似た芳香です!」
玲子「カットされた断面が、真っ白でキレイ!しかも、一粒が大きい!」
中野「これでも小さい方で、この倍ぐらいに大きくなります。今からです!」
玲子「いただきます! おいし〜い!!」
中野「香りが、フッといつまでも口の中に残るでしょ!?」

【「あつひろ農園」のイチゴ畑は?】

約13アールのうち『みつのか』を栽培しているのは2/3ぐらい。あとは「さちのか」を栽培されています。
娘さんの光加さんが2〜3年前より、お父さんお母さんが丹精込めて作られた『みつのか』を、何とか多くの皆さんに届けたいとブランド化に取り組まれています。その為、昨年までは『みつのか』の栽培面積の方が狭く、約500株でしたが、今年はその10倍の5000株に増やしました。

玲子「酸味は、ほとんど感じられないぐらい。甘い!」
中野「通常のイチゴは、一日おきに収穫するらしいのですが、この『みつのか』は赤くなっても、3・4日置いて収穫するそうです。枝付きで熟すまで待っているんですね。」

【『みつのか』の栽培・収穫は?】

ハウスの中はとても綺麗に整えられていて、株と株の間には『みつのか』に傷がつかない様に、ストローの様な素材を敷き詰められています。
収穫後は、お二人で向かい合って“コタツ”に入りコツコツと丁寧にパック詰めをされています。

玲子「あつひろ農園のお父さんとお母さん、優しそうで仲良さそう!」
中野「イチゴが傷まないように暖房を入れられないんですよ。ですから寒い中、コタツに入って選別されているんですよ」
玲子「娘さんもきれいな方だわ〜」

【名前の由来は?】

「あつひろ農園」は御主人・洋(ひろし)さん、と奥さんの名前・淳子(あつこ)さん
から、イチゴの商品名『みつのか』は、娘さんの光加(みつか)さんから付けたそうです。 これから3月までが出荷のピークだそうです。

斎藤「仲良いですね。奥さんの名前を最初に入れるところがイイですね〜」
玲子「どこで買えるんですか?」
中野「まだ、市販されていませんから直接、あつひろ農園さんに連絡を」

[連絡先]
「あつひろ農園」福岡県筑後市下妻
TEL/FAX 092-776-4362 (*TEL/FAXは春日市にある事務所の番号です。)

玲子「家族愛にあふれた甘い甘いイチゴ。是非味わって頂きたいですね。さて来週のお話は?」
中野「長崎県上五島に伝わる“平干し大根”を!」
玲子「来週も、よろしくお願いします。」