これまでのおはなし

福岡県赤村の『柏木畜産』の“村のお肉屋さん”

今日は、福岡県赤村の『柏木畜産』の“村のお肉屋さん”を紹介します!

玲子「大好きな“肉”ですね!」
中野「牛と豚を育てている『柏木畜産』さんの直売所“村のお肉屋さん”です」

【『柏木畜産』とは?】

福岡県田川郡赤村にある『柏木畜産』では当初、乳牛を飼育され、牛乳の生産をされていたそうです。後に養豚を開始し、現在は、牛と豚を育てていらっしゃいます。
豚は、約1000頭全て、繁殖・肥育の一貫経営をおこなわれています。豚は6ヶ月で出荷されます。牛は、平成元年に黒毛和牛の肥育を始められました。その殆どが繁殖・肥育の一貫経営で生産されていますが、一部は子牛を購入、肥育する事もあります。肥育頭数は約200頭。月齢27〜28ヶ月で出荷されます。

中野「“豚”を繁殖から育てられている所は少しあるのですが、“牛”の方は少なくて、普通は繁殖農家さんと肥育農家さんと分かれています」

【“村のお肉屋さん”とは?】

中野「今日は、“豚しゃぶ”をお持ちしました」
玲子「お塩で食べるんですか?」
中野「肉は“塩”で食べたほうが味が分かりますよと聞きますし、“村のお肉屋さん”の代表の野間千恵美さんも、『塩で食べると美味しいよ』と仰っていました」
玲子「いただきます…うわっ!甘みがすごい!赤身の所はもちろん、脂身もサッパリとした甘味で!」
田上「うん!美味しい!!」
中野「甘みがあって、柔らかくて、美味しいんです。豚独自の匂いもきつくなくて、今の時期だと“冷しゃぶ”なんかサイコーです!」

“村のお肉屋さん”では、屠畜に出され、競に掛けられた自社生産の牛肉を、卸し業者さんから買い戻す形をとられていて、一貫経営で育てられた豚、牛のみを販売されています。お客さんの殆どの方がお得意様で、対面販売でしっかりと柏木畜産の肉の良さを伝えています。

中野「普通、畜産家が豚や牛を育てられて、それが流通にのって、卸業者からお肉屋さんに行くのですが、ココは生産者が直接、販売する珍しい所です」
玲子「どうしたら、こんなにスッキリとした甘味のお肉が出来るんでしょう?」
田上「ホント、3枚ペロッと食べちゃいましたよ!」
中野「やっぱり“飼料”だそうです。地元でとれた牧草やオリジナルの配合飼料を使われているとお聞きしました」

『柏木畜産』は、野間千恵美さんのお父さん・柏木悟さんと甥の太一さんを中心に経営されています。“村のお肉屋さん”は、野間千恵美さんの息子さん・野間健一さん、お母さんの柏木静子さんをはじめご家族で、自社牧場である『柏木畜産』で生産された牛肉、豚肉を販売されています。

玲子「お写真を拝見すると、賞状が沢山!」
中野「そうです。直近だと平成27年12月に共進会といってお肉のコンテストで豚が金賞を受賞されています」

小規模経営の為、今の所、電話の注文は対応していません。赤村は『源じいの森』や『赤村特産物センター』など良い所が沢山あるので是非お店にお出かけください。
“村のお肉屋さん”の商品は、赤村の「赤村特産物センター」、田川郡糸田町の「道の駅 いとだ」、田川郡香春町の「道の駅 香春」、直方市上新入の「しんNEWグァーグァー市場」でも限定販売されています。

【住所】
「村のお肉屋さん」 福岡県田川郡赤村赤5056-1

玲子「さて、来週は?」
中野「長崎県対馬市 大石商店さんの“椎茸”を」
玲子「来週も楽しみです!」