これまでのおはなし

長崎市『株式会社 マルマス』の“五島列島のアイス屋さん”

『株式会社 マルマス』とは?

『株式会社 マルマス』は長崎県南松浦郡新上五島町にあります。代表は舛田美由紀さんです。今回お話を聞いたのは、専務の舛田剛一さんです。『株式会社 マルマス』は昭和33年4月、『舛田商店』として創業。60年以上の歴史があります。その後、昭和45年には『有限会社 舛田商店』として法人化。現在販売されている“アイスクリーム”をはじめ、冷凍食品やレトルト商品の卸販売を開始。平成16年には『株式会社 マルマス』になり、現在は13名のスタッフがおられます。

中野「“うどん”というイメージがあったのですが“アイス”の歴史が古かったのです」

『株式会社 マルマス』の創業者の舛田吉郎さんは、元々は船乗りをされていたそうですが、「人に使われるより、自分で起業したい」という思いがあり上五島の奈良尾で〈アイスクリーム製造機〉を譲り受けて、“アイスキャンデー”の製造を始められました。当時は、五島列島でただ一軒の「アイスクリーム」製造をする店舗として、地元の運動会などにも出店、完売するほどの人気だったそうです。(当時の「アイスキャンデー(棒アイス)」の価格は一本5円だったそうです。)初代の吉郎さんは、研究熱心な方で色々な“氷菓”を開発され、現在の“アイスカップ”等の他にも“かき氷”“玉子アイス(烏骨鶏)”や“まんじゅうアイス”等、昔懐かしい商品も作られていました。

“五島列島のアイス屋さん”とは?

中野「“五島列島のアイス屋さん てづくりアイス”五島バニラ・五島抹茶・かんころ(いも)の3種類を送って頂きました」
川上「五島バニラを頂きます…これ椿油が入っているんですか??」
中野「五島は椿油が有名ですからね」
陽区「五島うどんにも椿油入っていますものね!」
川上「なめらかで、甘さもちょうど良い!!」
後藤「抹茶の香りが素晴らしい!滑らかですね!」
陽区「“かんころ”頂きます!…懐かしいというか優しい味ですね」
中野「五島は“かんころいも”も有名ですからね」

現在は製造機器の老朽化もあり、“カップアイス”と“ソフトクリーム”の製造販売をしています。当時“アイスキャンデー”を製造する際に使われていた「氷管」と言われるアイスキャンデーの型は「昔使っていた歴史のある物なので、処分することが中々できなくて‥‥。」と今でも大事に保管されています。
また、平成18年には『マルマス製麺工場』が落成し“五島手延べうどん”の製造を開始されました。その後、“氷菓”の技術、施設を活用して、“五島うどん”の冷凍品を開発。現在、電子レンジ対応の“五島うどん”の商品も開発され、人気商品として流通しています。

川上「島内で人気ということですけど、外には?」
中野「あまり出回っていないそうです」
川上「もっと出回ってほしいですね」
陽区「僕が食べている“かんころ”とかも余り無いですものね」
後藤「HPから注文できるそうですよ!」

●連絡先●
『株式会社 マルマス』 長崎県南松浦郡新上五島町七目郷112
TEL:0959-42-0235

川上「来週は?」
中野「食でなく文化になりますが、佐賀県小城市の『森山製帽所』をご紹介します!」