2017.09.15
長崎市『Gris Hause Nagase(グリース・ハウゼ・ナガセ) 』のハム加工品
今日は、長崎市『Gris Hause Nagase(グリース・ハウゼ・ナガセ) 』のハム加工品のご紹介です。
中野「『Gris』はスウェーデン語で“豚”、『Hause』はドイツ語で“家”、『Nagase』は日本語、三つの国の言葉だそうです。」
玲子「おしゃれ〜」
【『Gris Hause Nagase』とは?】
『Gris Hause Nagase』は長崎県長崎市目覚町にあります。代表は長瀬文吾さんです。加工場兼店舗を、2015年9月30日にオープンされました。販売、加工は文吾さんとお母さんの留美子さんでされています。(奥さんのみさとさんは育児中)
田上「ホームページのお写真を拝見すると、可愛らしいお店ですね」
中野「僕もお店づくりを少し手伝わせて頂いたのですが、ものすごく良いお店です」
玲子「絵本のお店みたい!」
本場ドイツの味を追求しながら、 「長崎には良い素材がたくさんあるのでハム加工を通じてそれを紹介したいと思っています。」と長崎の素材を中心にした無添加、低添加のハム加工品を作られています。ハムの主材料の豚肉は、島原の“長崎じげもん豚”を主に使用しているそうです。他にスパイスやチップは本場ドイツ産、塩は長崎五島産の塩を使用しています。無添加のハム加工に挑戦している理由を「子供(佳子:カコちゃん3歳、裕士:ヒロトくん3ヵ月)を持って家族や子供達には出来るだけ添加物を使用していない食べ物を食べてもらいたいという事を強く思うようになりました。同じように皆さんにも無添加のハム加工品が提供できればと思って作っています。」との事でした。
中野「無添加ですので色味が少しおとなしいですが、どうぞ召し上がってください」
田上「ハムも色々ありますね」
玲子「ハムの中に何か入ってる…」
中野「香辛料が入っていますね。ロール状のハムは珍しいです」
玲子「スパイシーな胡椒が効いています」
田上「あっ、美味しい!」
玲子「脂も美味しい!でも後口スッキリで」
【長瀬さんは?】
文吾さんはお店を持つ前、奈良県の障害者利用施設に勤務され、障害者の皆さんと一緒に無添加のハム加工品を作られていたそうです。10年ほど勤務され、長崎市に戻られて、障害者施設に勤務。長崎市の施設では利用者の皆さんと菓子製造をされていました。その後、長崎市長与にある『雪の浦手作りハム』で無添加、低添加のハム加工を学び自分でハム加工、販売のお店を持たれました。「将来は、障害者の皆さんの雇用の場になる様なお店を作りたいと思っています。」と目標を語ってくれました。
中野「今日お持ちしたロースハムは、以前このコーナーでもご紹介した熊本県の『香心ポーク』熊野さんの豚肉で作られています」
玲子「繋がっているんですね〜」
中野「先日開催した「九州の食と文化応援隊」の懇親会で御縁が出来たそうです」
玲子「薄く切ってあるけど、しっかりとした噛みごたえと味で!」
中野「素材をしっかり作られている方と、加工される方がしっかりコラボ出来れば、有難いな〜と思います」
ハム加工品は、じっくりと時間をかけ丁寧に作られています。ピックル液という溶液に一週間漬け込み、乾燥スモークをかけた後スチームボイルをします。この工程で約5時間。その後一晩寝かせ完成です。スモークの加減が季節など環境によって微妙に変化する為、注意深く作業を行わなくてはいけないそうです。
玲子「良い塩の按配で、甘みを引き出していますよね!」
田上「ソーセージも美味しい!」
中野「十数種類つくられています」
●連絡先●
「Gris Hause Nagase」 長崎県長崎市目覚町14-15 浜ビル1F TEL: 095-800-3706 (※HP から、注文も出来ます)
玲子「さて来週は?」
中野「北九州市の「梅の里工房」を紹介します」
玲子「今週もありがとうございました」