これまでのおはなし

長崎市の『佐藤製麺所』

今日は、長崎市の『佐藤製麺所』をご紹介します。

玲子「良い香り〜♪」
中野「今日は“ちゃんぽん”をお持ちしました」

【『佐藤製麺所』とは?】

『佐藤製麺所』は、長崎県長崎市銭座町(ぜんざまち)にある80年以上の歴史を持つ製麺所です。代表は佐藤茂樹さんです。現在は、麺類を各種製造されていますが、中でも“長崎名物ちゃんぽん麺”と、“長崎名物皿うどん”が主力商品として人気の商品です。主に飲食店向けの「卸し業」ですので、これらの商品は『佐藤製麺所』のみで販売されています。

中野「3分以上湯掻いたらいけない、裏に書いてある通りに作ってよ!と強く言われました!」
田上「ツルツルの弾力が!美味しい!!」

【“長崎名物 ちゃんぽん麺”とは?】

“長崎名物ちゃんぽん麺”には、昔から“唐灰汁(トウアク)”という材料が使われているそうです。茂樹さんのお話では「“長崎名物ちゃんぽん麺”という商品名は、本来、この“唐灰汁”を使用し、長崎県内の製麺所で作られた物だけが使用できる名称なんですよ。」という事でした。現在、“唐灰汁”は食品衛生法では“かんすい”と一括表示されています。

“長崎ちゃんぽん”には、細かな決まりがあります。
★長崎県内で製造されたもの、★小麦粉:たん白質8.5%以上、灰分0.40%以下★唐灰汁:ボーメ:3°〜4°★切歯番手(幅30mmあたりの麺帯から何本の麺を切り出すかということ):16番丸歯★蒸し、ゆでの場合:十分アルファー化されること

『佐藤製麺所』ではこれらの決まり事の範囲で、小麦粉のブレンド・唐灰汁の濃度を微妙に調整され製造されています。この割合は初代の佐藤利久茂(リクモ)さんの頃から続いているそうです。

玲子「おいし〜い!!モチモチ・プルンプルン!」
田上「全然違いますね!口に入れる時に、まず唇に触れるじゃないですか。その瞬間がすでにツルンツルン・プリンプリンです!!!」
玲子「のど越しが良いんですけど、噛むと甘みがしっかり感じられて、麺が御馳走!!」
中野「佐藤製麺所は、卸売りが専門なので、この商品(2食入り400円)は製麺所でしか販売されていません」
田上「貴重だ!」
中野「スープも研究されて、麺に合うものを独自に作られています」
玲子「魚介の出汁かしら!?濃厚な旨味が美味しい!!」

80年以上続く『佐藤製麺所』ですが、長崎に原爆が投下された時には一面焼け野原で、懸命に復興されたそうです。「初代の私の祖父の頃は自転車で製麺を入れた木箱を前が見えなくなるくらい何重にも積んで市場で販売していました。先代で父親の哲朗さんの頃は、懐かしい三輪車を使っていました。」と茂樹さんが話されていました。初代・利久茂さんの頃は“餅”等も製造されていたそうです。通り沿いには『佐藤製麺所』のボイラーの煙突が突き出ていて近所の皆さんがその煙突で魚を焼き、宴会が始まるほど賑やかだったそうです。茂樹さんによれば「当時、麺を買ってくれた人には無償で湯がいてあげていました。魚を焼いてお酒を飲みながら湯がいた麺に醤油をかけて皆で食べていました。」という事です。現在は茂樹さんの娘さんの千恵さんが、当時の頃の様に賑やかにしたいと月に一度、釜揚げ麺の提供をされています。

玲子「千恵さん美人ですね!」
中野「行動力のある方で、お父さんと頑張っていらっしゃいます。新しい取り組みもされています!」

●連絡先 『佐藤製麺所』 長崎県長崎市銭座町2-1
TEL:095-845-7164

中野「県庁から車で10分もかからないと思います」
玲子「福岡にはない麺とスープの味わいで、是非お取り寄せしたいですね〜。さて来週は?」
中野「熊本県上天草市の『姫コッコ倶楽部』をご紹介します!」
玲子「御馳走様でした!」