これまでのおはなし

長崎県佐世保市 宇久島『あられ茶房』の“トマトジュース”

今日は、長崎県佐世保市 宇久島『あられ茶房』の“トマトジュース”をご紹介します!

玲子「『あられ茶房』では“あられ”を作っているのですか?!」
中野「いいえ、レストランバーの屋号です」

【『あられ茶房』とは?】

レストランバー『あられ茶房』は長崎県佐世保市宇久平にあります。オーナーは柿田裕哉さんです。柿田さんは、宇久島内の宿泊施設『シーサイドホテル藤蔵』の代表でもあります。柿田さんは、大阪の辻調理師専門学校を卒業後、福岡・北海道で料理の修行をされました。柿田さんのお話では「調理師の学校ではフランス料理を専攻しましたが、祖父(柿田勝美さん)は島内でお寿司屋さんをしていました。その後、父(柿田浩平さん)の代でホテルの経営に変わりました」とのこと。

柿田さんは、小さいころから物作りが好きで、料理の道に進まれたそうですが、「小さな島の中の環境で実家の仕事を継ぐ以外、選択の余地もありませんでしたから…(笑)」と言われていました。福岡で15年ほど、飲食店『藤蔵』を経営後、一昨年宇久島に『あられ茶房』をオープンされました。屋号の『あられ茶房』は柿田さんが好きだったアニメの主人公の名前が由来だそうです。「あまり考えずにつけてしまいました…すみません(笑)」とのことです。

コン「アラレちゃん?!そんな理由?紛らわしいわ!!」

【“トマトジュース”とは?】

柿田さんはホテルの宿泊客の皆さんに紹介・販売できる商品が少なく、寂しく思い、宇久島内の農産物などを有効利用し料理の技術を生かした加工品を作り始められました。“トマトジュース”は“クエスチョン(白)”と“インパクト(赤)”の2種類があります。いずれも島内の農家さんが栽培するトマトを使用しています。

中野「スタジオにもお届けしたのですが…」
玲子「白ワインみたいな…」
コン「トマトジュースですか?!」
玲子&コン(試飲)「トマトだ!」
玲子「え〜〜!!何で透明なの?!」
中野「“クエスチョン”を透明に仕上げる工程は、トマトの状態などによって違うそうですが8〜10工程ほどあるそうです」
玲子「でも、美味しい!ほのかな酸味があって甘みもあって」

中野「赤いインパクトも飲んでみてください!」
玲子「あれ??酸味が無い!甘いな〜」
コン「まろやかで自然ですね」
玲子「スッキリしたトマトならではの甘さですね」

“クエスチョン”は仕上げるまでに約三日間かかります。一度に約10ℓ(200ccの商品50本分)です。トマトは鮮度の良いもので、宇久島と隣の小値賀島でとれた物しか使用しません。「島で生産されるトマトを鮮度の良い状態で入手し全て手作りで作っています。トマトは畑に直接もらいに行きます。離島という環境や狭い地域なのでデメリットもたくさんありますが、その条件をメリットに変えてという思いです。」と話してくれました。「クエスチョンの透明度の判断は、仕上がった状態で瓶超しに文字が読めること。」とのことです。

玲子「贈答用の箱が可愛いのですよ!」
中野「その箱のロゴは、本物の金箔なのです」

玲子「ゴージャス!!」
中野「紅白ですので、婚礼や御祝い事などにピッタリです」

● 価格
・「クエスチョン」200?入り 1,000円
・「インパクト」200?入り 800円
・「クエスチョン&インパクト」セット化粧箱入り2500円
● 連絡先 『あられ茶房(シーサイドホテル藤蔵)』
長崎県佐世保市宇久平町237-1
TEL: 0959-57-3838

玲子「さて来週は?」
中野「熊本県芦北の岩永醤油をご紹介します!!」