これまでのおはなし

長崎県南島原市『本多製麺有限会社』の“手延 ロザリオ南蛮パスタ”

今日は、長崎県南島原市『本多製麺有限会社』の“手延 ロザリオ南蛮パスタ”のご紹介です。

中野「島原と言ったら“そうめん”ですが、今日は“パスタ”なんですよ!」
玲子「円柱状の入れ物に4種類のお色が入っていますよ!」

【『本多製麺有限会社』とは?】

『本多製麺有限会社』は、南島原市・島原半島の最南端にあり、手延べ麺を専門にされています。代表は本多祥彦(よしひこ)さんで、6代目になられるそうです。以前は“醤油”や“味噌”、季節の物として“手延べそうめん”を作られていました。“手延べそうめん”を専門に作られる様になったのは、昭和21年からだそうです。家族で経営されている為に一日に製造できる麺はごく僅かな量だそうです。
“そうめん”は昔から伝えられた製造技術を用い、11にも及ぶ製造工程で約36時間もかけて作られるそうです。原料も厳選されており、九州産小麦を100%使用した“手延べそうめん”も作られています。モチモチした口当たりとしっかりしたコシが特徴の麺です。

【“手延 ロザリオ南蛮パスタ”とは?】

島原地区は、気候風土を生かし約370年の間“手延べそうめん”を作られてきました。これらの伝統技術“手延べ”を生かして開発されたのが“ロザリオ南蛮パスタ”です。

中野「手延べ式で、作られているんです!試食した時に、そうめんを作られる方のパスタか!と衝撃を受けました」

“パスタ”は本来「押し出し式」で製造される為、パスタの専門家の間では「手延べ」による“パスタ麺”の製造は、技術的に困難と言われてきました。『本多製麺』では、その難しいと言われる「手延パスタ」の開発に挑戦され、6年間の試行錯誤の末、コシの強い、旨味のある“手延パスタ”を完成させました。材料の小麦は、パスタに最適と言われる“デュラム小麦粉”を100%使用しています。デュアル小麦粉は“セモリナ”と呼ばれる“粗挽き”の粉です。延びの弱いことが特徴の粉の為、伝統的な“手延べ”で作業を行うことが大変困難で、完成までには大変な努力をされたそうです。

玲子「そうめんより太麺で、たまご色してますね…今日は、麺をゆでて『江の浦海苔本舗』のふりかけをかけて頂きます!」
中野「以前(2016年12月16日)に紹介した海苔のふりかけです」
玲子「モチモチしてる!弾力があって美味しい!」
中野「普通のパスタとは違う食感でしょ!?」
田上「違う!!」
玲子「コシがあって、引きが強い!」
中野「2〜3分間のゆで時間と書いてあったので、今日は3分湯掻いてきました」
玲子「たった3分で、このプリプリ・モチモチ?」
田上「パスタだけ食べるとちょっと甘みがある!!これは美味しい!」
玲子「イタリアの方に食べさせたい!」

麺ができるまでの工程は (1)コネ作業 (2)圧延作業 (3)板切作業 (4)油返し作業 (5)細目作業 (6)小撚り作業 (7)掛け場作業 (8)木引き作業 (9)門干し作業 (10)乾燥作業 (11)裁断作業 (12)計量結束作業 があります。

中野「手延べの技術にこだわって作られていて、日本で手延べのパスタはココだけだと思います。おそらく。」
田上「中野さんがビックリしたの分かります」
玲子「麺が美味しいから、あんまり具がいらないね」
中野「今まで培った技術を駆使して作られています」

“ロザリオ南蛮パスタ”の名前の由来は、島原半島はキリスト教の布教の地ですので、神父さん達が手にされていた「ロザリオ」(キリスト教で使用される数珠の様なもの)にちなんで名づけられたそうです。

玲子「その他にも“パプリカパスタ…低カロリーで栄養満点 野菜の風味豊かな味わい”や“紫いもパスタ…程好い甘み 食物繊維が豊富なヘルシーパスタ”」
田上「こちらには“桑パスタ”や“いかすみパスタ”がありますよ!」
玲子「平麺パスタもありますよ。こちらの食感も面白いんじゃないですかね」
中野「すごい技術を持たれていて、麺で熊本城や不知火型の土俵の化粧まわしとかも作られています」
玲子「麺の名人がいらっしゃるのですね!」

 

●価格●   価格300g/袋・・・500円(税込)

●お問合せ先●
長崎県南島原市西有家町須川74
Tel. 0957-82-2451(HPから、一部商品お取り寄せも出来ます)

玲子「さて来週は?」
中野「来週は、熊本県和水町『なごみの郷 高野地域づくり協議会』の皆さんの“Maomi 大豆 Coffee”を紹介します!」
玲子「来週も楽しみです!」