これまでのおはなし

長崎県壱岐市の“ありまと”

今日は、長崎県壱岐市の“ありまと”をご紹介します

玲子「キレイですね!」
中野「壱岐に行った時に、珍しい食材を見つけたのでご紹介します!!」

【“ありまと”とは?】

“ありまと”は長崎県壱岐市に古くから伝わる食べ物です。茹でた卵のまわりを魚のすり身で覆った“練り物”の一種です。壱岐内でも、地域によって“ありまとう”“ありまと”“あるまとう”“おりまとう”など呼び方が違います。名称の由来は正確には分かりませんが、ある郷土研究家によりますと「ゆで卵」が「すり身」の「鎧」をまとったという表現で、ポルトガル語の「鎧」という意味の言葉「Armadura」が変化したという説が有力だという事です。お祝いの席や折詰の料理として良く使われるそうですが、通年通して製造販売されています。

玲子「かまぼこ?!」
田上「初めて見ました!」
中野「僕もびっくりしました。中に“ゆで卵”が入っていまして、その周りを魚のすり身でくるんで、蒸してあります」
田上「これが切る前…軟式野球のボールぐらいの大きさ!」
中野「これが直売所で売っていまして、これ何?と聞いたら“ありまと”と言われました」

【“ありまと”を作っている所は?】

“ありまと”は壱岐市の『長野蒲鉾店』でも作られています。『長野蒲鉾店』は、初代長野良朗さんから60年以上“練り物”を製造・販売をされています。現在は二代目の長野公和さん&むつこさん御夫婦で“ありまと”“天ぷら”“スボ”を主に“練り物”を製造されています。

玲子「見た目のインパクトがスゴイですね!」
中野「ゆで卵を作って、それを剥いて、食紅で色付けするそうです。そしてすり身でくるんで蒸す…手間がかかっています」
玲子「春って感じの色!」
田上「お弁当に入れたら映えそうですね!」
中野「お祝い膳や折詰に使われるそうです」

「“食紅”で染めるのは、見栄えが良いから。」だという事でした。「仕事を始めるのは午前2時から、卸先への納品があるので…。朝6時半には“天ぷら”作りの一仕事を終え、8時半くらいから配達します。“ありまと”や“スボ”作りは10時半くらいからいつも始めます。」と奥さんのむつこさんが話してくれました。
“ありまと”は毎日約100個製造するそうです。

中野「毎日100個のゆで卵を剥くのですか?と聞いたら、はい!と言われていました」
玲子「大変ですね!」
田上「うわ〜初めて食べる…」
玲子「美味しい!練り物の味が濃い!」
田上「しっかり味がある!!後に玉子の黄身がフカフカで美味しい」
中野「長崎市のおでん屋に行くと“竜眼”というのがありまして、中は玉子で外はすり身なのですが、“竜眼”は揚げてあると思います。これは蒸してあります」
玲子「しっかり蒸してあるから、歯応えがあります」

「昔、初代の頃は壱岐産の魚を捌いて原料にしていましたが、今は水揚げも少ないので、“すり身”に加工されたものを購入して商品を作っています。」と言われていました。

玲子「どうしたら買えますか?」
中野「リニューアルオープンした『アグリプラザ四季菜館』で毎日販売されています。今日も店長の古川さんに送って頂きました」

●販売先  『アグリプラザ四季菜館』
長崎県壱岐市郷ノ浦町東触
TEL: 0920-47-6955

玲子「さて、来週は?」
中野「朝倉の『夫婦みそ』というおばちゃん達のクラブをご紹介します」
玲子「来週もご期待ください!」