これまでのおはなし

長崎県平戸の“ウチワエビ”

今日は 長崎県平戸の“ウチワエビ” を紹介します!

玲子「本当にウチワのような形をして…重た!」
斎藤「形がスゴイですね?」
中野「身がプリッとしていまして、身の中にあるオレンジ色したものは“真子(タマゴ)”で、今が旬で美味しい食材です!」
玲子「マコ!マコ!甘えてばかりで♪♪♪(笑)」

【「ウチワエビ」とは?】

「ウチワエビ」は長崎県平戸市の代表的な食材。
主に志々伎漁協で水揚げされ、その量は年間約65t。日本近海でとれるウチワエビには主に「ウチワエビ」と「オオウチワエビ」の2種類があり、平戸市で水揚げされるのは「オオウチワエビ」です。
「ウチワエビ」は水深100mくらいの砂地に生息しています。
地元平戸市でも以前は「ウチワエビ」を食べる習慣はあまりなく、「ヒラメ漁」で一緒に水揚げされていましたが、40年ほど前までは殆どが廃棄されていたそうです。
でも、食べてみたら美味しいので、昭和62年頃から志々伎漁協の皆さんの販促活動が始まり、広く紹介される様になりました。刺し網漁という漁法で漁獲されます。

斎藤「初めて見ました僕。」
玲子「プリプリで美味しい!」
中野「漁師の柴山さんにお話を聞いたら、『俺は食い飽きた、マヨネーズつけてパクッと食べるのが一番いいよ!』と言われるんですけどね・・・」

玲子「私、マヨネーズいらない!」
中野「お刺身でも食べれるんです。」
玲子「新鮮なものはね〜〜」
中野「僕は、みそ汁にするのが一番!ダシがメチャクチャ出てね。」
玲子・斎藤「うわ〜〜〜!!!」

【ウチワエビの旬は?】

一年中水揚げされ、水揚げ量が多い時期は5月〜6月。
一年を通して美味しいエビですが、特に冬場に水揚げされる「ウチワエビ」は絶品です。
ウチワエビ漁の漁師さん達は、朝方に出港し、夕刻に寄港します。
志々伎漁協に属する代表的な漁港の一つ、宮ノ浦漁港でも「ウチワエビ」が水揚げされ、90世帯の漁師さんが漁を営み、九州内でも屈指の漁獲量を誇ります。

【ウチワエビの味は?】

食感と食味は、イセエビに匹敵するほどです。イセエビより甘みが強いかも…。今では、志々伎漁協の皆さんの活動がみのり、高級食材として定着しつつあります。

柴山さんをはじめ、漁師の皆さんはこの大切な海の資源を守るために、漁に出た際に「ゴミ」を見つけたら必ず持って帰る運動もされているそうです。

連絡先
「志々伎漁業協同組合」本所
〒859-5533   長崎県平戸市志々伎町1857-4
TEL 0950-27-1144(代)

地元の直売所「ひらど瀬戸市場」等でも販売されています。
その時の相場で、値段が違いますので、お問い合わせください。

玲子「さて、来週のお話は?」
中野「来週は、鹿児島の“いそ吉”を。」
玲子「いそ吉?!」
中野「皆さん、お馴染みの食べ物なんです!」
玲子「楽しみですね。中野さん来週もよろしくお願いします!」