これまでのおはなし

長崎県県平戸市『磯かつ』の“クエ”

今日は、長崎県県平戸市『磯かつ』の“クエ”を紹介します!

玲子「この香りが たまら〜〜ん!!!胃袋直撃ですよ!」
中野「幻の高級魚と巷で騒がれている“クエ”です」

【『磯かつ』とは?】

『磯かつ』は、長崎県平戸市紺屋町にある日本料理店です。宮國和夫さんが創設され、現在は息子さんの宮國和彦さんが代表を務められています。『磯かつ』には定番のメニューもありますが、その日に平戸市近海で水揚げされた物、旬の食材を来店されたお客さんの好みに合わせ料理を提供します。

中野「平戸は昔から“クエ”の水揚げが多い所で、地元では“アラ”と呼ばれています」
(※正式名称は“クエ”。“アラ”は全く別の魚です)

平戸市観光協会が、12年前に行った“アラ(クエ)鍋祭り”をきっかけに、『磯かつ』では、11月〜12月にかけて、地元で水揚げされた“クエ料理(クエ鍋)”を提供しています。

中野「スタジオに鍋を持ってくることが出来ないので、“アラ炊き”と“クエの混ぜご飯”を持ってきました」
玲子「クエのブロックです!フワフワ・プリップリ!!」
中野「脂に特徴がありますね」
玲子&田上「うわ〜〜〜〜濃厚な味!!」
中野「皮目の所の美味しい味が…」
田上「絶妙!!!」

【“クエ”とは?】

“クエ”は一年中獲れます。宮國さんによれば「“クエ”は夏場に抱卵します。実はこの時期が一番水揚げに期待はできますが、資源保護の為控えています。“鍋料理”が最も美味しく頂けるので、一般的には冬の食材として知られています。」とのこと。

中野「お相撲さんたちがよく“クエ鍋”にして食べると言われています。一匹大きいものでは30kg以上になりますからね」
玲子「身が肥っていて、脂がのっていて、美味しいの!」
田上「食感も最高ですね!」
中野「フグとかも美味しいですけど、クエも格別ですよね」

“クエ”は捨てる所が少なく「うろこ」まで食べる地域、料理があります。珍味としての「胃袋」「肝」等は有名です。また“クエ”は大きなものでは30kgを超えるものも多く、その為、昔から伝わる特徴のある卸し方で調理をします。それは関節をはずしていく捌き方で、近年この方法で調理する職人さんは少なくなってきていますが、宮國さんはこの技術を持って調理、料理をしています。

中野「頭の関節を外しながら、三枚おろしにするんです」
玲子「中野さん御出来になるんですよ!」
中野「宮國くんに伝授しました!」
《※YouTubeで、「平戸 幻の高級魚「アラ」びっくり解体ショー」と検索してみてください。中野さんがクエをさばいていますよ!》

玲子「そんな中野さんが、新しい料理を考案!クエの混ぜご飯!!」
中野「昔、魚の煮汁をご飯にかけて食べていました。それをそのまま…」
玲子「煮汁をかけた!?ご飯がツヤツヤしていますよ」
中野「刺身に出来るようなクエの身が入っています」
玲子&田上「うわ〜〜〜クエの出汁が出まくってます!!」

『磯かつ』では、8年前から通販も始め、全国の皆さんに“クエ”の美味しさを届けています。しかし時期(11月〜)がありますので、どうぞお問い合わせください。

【連絡先】
『磯かつ』 長崎県平戸市紺屋町392-1
TEL 0950-22-2967  定休日…不定休・完全予約制

玲子「さて、来週は?」
中野「熊本県山江村の『やまえ堂』の“山の幸”を紹介したいと思います」
玲子「来週も楽しみです!」