2018.12.14
長崎県長崎市 野母崎の『有限会社 観月(かんげつ)』
今日は、長崎県長崎市 野母崎の『有限会社 観月(かんげつ)』の“ごまどうふ”をご紹介します!
玲子「中野さんの他にも・・・」
中野「長崎市役所の岡本勇一さんと、2018年度ロマン長崎の松永千幸さんです」
コン「美女が僕の隣に座るなんてないですよ!」
中野「野母崎は“水仙”も有名で、お二人は『水仙まつり』の宣伝に福岡に来られていたので、来て頂きました」
【『有限会社 観月』とは?】
『有限会社 観月』は長崎県長崎市脇岬町にあります。現在は、会長・啓穂さんと奥さんの郁子さん、代表・太郎さん(啓穂さんの次男)、太郎さんの義姉・朋子さん、製造2名、包装3名、配達3名のスタッフさんで経営されています。“ゴマ豆腐”を作り始められたのは22年ほど前で、会社として創設されたのは13年前だそうです。「それまでは、旅館業をしていましたが、大型観光リゾート施設等の開業などで地元への観光客数が減り、旅館業だけでは成り立たなくなりました。その頃から“ゴマ豆腐”の商品化・製造・販売を始めました。」と太郎さんがお話してくれました。
コン「野母崎の“ゴマ豆腐”ですか?」
中野「普通のゴマ豆腐は、精進料理から出来たものなので地味ですし、お醤油をかけて食べますが、野母崎のは甘いのです!」
【“ゴマ豆腐”とは?】
『有限会社 観月』のある野母崎地域は昔から“ゴマ豆腐”が特産品として製造され、地域の皆さんに親しまれてきました。
中野「岡本さんは、野母崎の出身です」
岡本「よく食べますよ」
中野「地元の方は、精進料理の一品なので、お盆の三日間、朝昼晩1日3回取り替えて、3日間で9個ゴマ豆腐を仏壇にお供えするそうです」
玲子「9つ!!そんな習慣が?!」
中野「お供えしたものを家族の方が頂く、それくらい地元に密着した味なのです」
コン「じゃ、色々な味もあるんだ?!」
野母崎地域の“ゴマ豆腐”は、甘味が特徴です。(代表の太郎さんのお話では九州では熊本、佐賀の一部で甘味のある“ゴマ豆腐”があるそうです。)現在、『有限会社 観月』では地元の伝統的な味付けをした“田舎風ごまどうふ”、甘味を抑え希少な“金ゴマ”を使用した“金ごまとうふ”、ゴマの風味を残し抹茶を加えた“抹茶ごまどうふ”の三種類を作られています。
玲子「金ゴマ…すごい弾力が!ブリンブリンしてる!」
コン「明らかに甘みがあって、スイーツですね!」
中野「太郎さんに聞いたのですが、金ゴマは“ワサビ”をのせて食べたら美味しいんですよ!」
玲子「甘さがたって美味しそう!」
コン「抹茶、メッチャ美味いですね!」
玲子「抹茶が濃厚!」
中野「八女星野の抹茶を使われているそうです」
コン「このコーヒーのような色は?」
中野「これが、一般的ないりごまで作ったゴマ豆腐です。甘みが強いです」
玲子「スイーツだ!スイーツだ!おいしい!!」
コン「ゴマの風味と甘みが〜〜〜〜濃厚で良い!!」
岡本「地元ではこれが定番ですよね」
“ゴマ豆腐”は、「ゴマ」と「砂糖」、「でんぷん」を主材料で作られます。『有限会社 観月』では、一日に180gの“ゴマ豆腐”を約300個製造されるそうです。使用する「炒りゴマ」の量は15kg〜20kgだそうです。製造工程の中で「火入れ」をする作業には特に気を使われるそうで、太郎さんによれば「“火入れ”の微妙な加減で“ゴマ豆腐”の“固さ”が決まるので特に注意を払って作業します。」とのことです。
中野「何でこんなに甘いの?と太郎さんに聞いたら、シュガーロードの関係らしいです。コン「以前、歩いたことがあります!230km!!長崎から北九州まで」
中野「昔は砂糖は高価だったのですが、手に入ったからと言われていました」
また、地域の特産品として人気のある“おいもよせ” も製造されています。芋の皮をむき、それを蒸かして砂糖、生姜等を調味して焼き上げたものです。
コン「うわ〜芋の自然な甘さとゴマの風味がたまらん!」
中野「あと生姜も入っています」
2019年1月6日(日)〜27日(日)に行われる『野母崎の水仙まつり』の会場:長崎市野母崎総合運動公園すいせんの里から、車で10分ほどに『観月』あります。
●連絡先 『有限会社 観月』長崎県長崎市脇岬町3628-5
TEL:095-893-2100 HP:「ごまどうふの観月」で検索
玲子「さて来週は?」
中野「佐世保市の『hitotema』をご紹介します!」