これまでのおはなし

鹿児島県・山中さんの“桜島の小みかん”

今日は 鹿児島県・山中さんの“桜島の小みかん”を紹介!

中野「桜島の特産品です!収穫期が、12月に入ってからクリスマスぐらいまでと短いので、あまり外に出ていないミカンです!江戸時代ぐらいからあったそうです。」
玲子「確かに“小みかん”ですね〜。ゴルフボールぐらい?」

中野「今日お持ちしたのは、Mサイズ。」
玲子「これでMサイズ?? もっと小さいのがあるの?」
中野「3Sまであるそうで、ギネスブックに“世界一小さなみかん“として認定されたそうです。」

【「桜島の小みかん」とは?】

“桜島の小みかん”は、鹿児島市桜島のみで生産されるミカンで、“温州みかん”の仲間。甘みがあり、とても美味しいミカンです。
山中農園の山中敏郭さんのミカン畑は、桜島の北東の方に位置しています。何度も噴火を繰り返す桜島は、ある方向に火山灰が蓄積し、それが長い年月をかけて農地にかわります。そんな場所に山中さんのミカン畑もあり、広さは約2haくらい。斜面が多いなどの理由で数か所に点在しています。
桜島も他の地域と同様に、若い世代の人達が少なく、高齢化が目立ってきているそうです。山中さんは82歳。奥さんと二人で管理、栽培されています。

玲子「皮が柔らかくて、むきやすい。」
中野「かなり糖度の高いみかんです。ただ種があるので気を付けて食べてください。」
玲子「甘い!これはすごいや、知らなかった!」

【「桜島の小みかん」のサイズは?】

“桜島小みかん”一個の重さは20g〜50gくらい。サイズは、3S、2S、S、M、L、2L、3Lとありますが、「やっぱS,Mサイズが食べごろ、Mサイズくらいが一番やね。」と山中さんの奥さん教えてくれました。

【「桜島の小みかん」の特徴は?】

“桜島小みかん”は桜島の麓で作られますから、どうしても桜島の“灰”を被ってしまいます。収穫後は水洗いできないので、一個一個ハケを使って、“灰”を取り除きます。他の蜜柑類にはない一手間が掛かります。規格外品も多く出るそうです。
山中さんはミカン作り60年の大ベテランで、これまでその功績を称えられ何度も表彰されています。
しかし『桜島小みかん』は桜島全体でも生産する農家さんが減り、貴重な食材となっています。

中野「僕も畑に行ったのですが、段々畑といいますか、上ったり下りたり、畑に行くまでの道が狭くて、それをコンテナに積んで持って来たり・・・山中さんは『後を継ぐ若者がいないのが淋しいけど、自分の子供達にもこんなにキツイ仕事はさせたくない。』と言われていました。」
玲子「でも美味しいし、形もいいし、なんとか残したいですよね〜。是非お買い求めいただいて、応援して頂きたいですね。」
中野「なかなか福岡の方まで届いてないですしね。」

山中さんは“桜島大根”も栽培されています。その繋がりで、以前(2014年9月8日/11月03日)ご紹介した「かわいち国分」の川越さんとお知り合いです。山中さんは畑のお世話で忙しいので「かわいち国分」さんが、ご注文をお聞きします。

【連絡先】(有)かわいち国分 鹿児島県霧島市隼人町姫城587-1
TEL/FAX: 0995-43-2209

またインターネットで「桜島 小みかん」で検索されますと、色々な生産者の小みかんが購入できます。クリスマスぐらいまでですのでお早目に!

玲子「お飾りにもイイし、食べてもイイし。期間限定ですからね。さて、次回のお話は?」
中野「長崎県の“伝統野菜”を数種類!」
玲子「伝統野菜!珍しい感じですね!来週も、よろしくお願いします。」