これまでのおはなし

鹿児島県大島郡瀬戸内町 『加計呂麻農園』の“ハンダマ”と“カケロマ島ジェノベーゼ”

今日は、鹿児島県大島郡瀬戸内町 『加計呂麻農園』の“ハンダマ”と“カケロマ島ジェノベーゼ”を紹介します!

玲子「一度行ってみたいな、加計呂麻島!」
中野「今回で2度目の紹介です。前は“きび酢”をご紹介しました!加計呂麻島は本当に良いところで、沢山素晴らしい食材があります!」
(※2014年08月25日放送の“きび酢”をご覧ください)

【“ハンダマ”とは?】

“ハンダマ”はキク科の野菜で、正式な名称は『水前寺菜』、石川県金沢市では『金時草』と呼ばれています。鉄分やポリフェノール、βカロテン、カルシウム等を多く含んだ野菜で、『血の葉っぱ』と呼ぶ地域もあり、奄美地方や沖縄では、昔から薬草としても使われていました。

斎藤「裏が紫色、表が緑?不思議〜〜!!」
玲子「紫ですからね、ポリフェっぽい色ですよね。どうやって食べればいいのですか?」
中野「ホウレン草とほぼ同じで、おひたしにしたり、てんぷらにしたり、ちょっと面白いのは、 “ハンダマ”を煎じて“きび酢”と合わせ、きれいな紫色にした“ハンダマジュース”を島の皆さんは夏場に飲まれています。」

農業活性化の活動が盛んな加計呂麻島の秋徳地区の生産者・田原広文さんの畑に以前お邪魔したのですが、“ハンダマ”は『ハブ』も出没するような山間の農園で、農薬を使用せず栽培されていました。

【“カケロマ島ジェノベーゼ”とは?】

“ハンダマ”や、島ヨモギ・大葉・島落花生・ソテツ味噌・ボタンボウフウ・ニンニク・きび酢・加計呂麻塩・たんかん・島みかん・ひまわりオイル・エキストラバージンオイルで作られたハーブソースが“カケロマ島ジェノベーゼ”です。

斎藤「“ジェノベーゼ”って何でしたっけ??」
中野「バジルなどのハーブを使って作るソースが正式でしょうが、これは“加計呂麻島”の食材を使ったソースです。」

斎藤「今日は、パスタにからめてあって・・・」
中野「後日、また紹介したいと思いますが、これは“五島うどん”です!」
玲子「良い香り!あっ、美味しい!香りも塩味もちょうど!」
中野「美味しいでしょ。ちょっと薬膳っぽい香りがするのですけど。ソテツを発酵させて作った味噌で味付けしてあります。」

この“カケロマ島ジェノベーゼ”を作っているのが『加計呂麻農園』です。代表の皿井明日夏さんは『地域おこし協力隊』として東京から移住されて来られました。

玲子「美人だよ!」
中野「もともと加計呂麻島がご先祖様の故郷ということで戻ってこられたそうです」

皿井明日夏さんは、加計呂麻島に残る素晴らしい食文化を次世代に繋いでいきたいと、2010年に地元で青空市をスタートされ、2012年に『加計呂麻農園』を設立。その後も東京へ出荷、都市部でのファーマーズマーケット出店など、勢力的に活動されています。

斎藤「島の素材と、このようなアイディアがコラボして良いですね〜」
中野「そんなに大きな島じゃないのですが、お年寄りが多いので、昔からの『命薬(ヌチグスリ)』という考え方を教わって、それを参考に作られたそうです。」

“カケロマ島ジェノベーゼ”は肉料理、魚料理はもちろんサンドイッチ、麺類に絡めるなど色々な使い方、食し方が楽しめます。

内容量:110g  価格:1,080円(税込)

【連絡先】
「協同組合 加計呂麻農園」 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋船津31

担当:皿井 明日夏 「加計呂麻農園」のHPから注文できます。

玲子「なんか、大地の生命力を頂いている感じがします!さて来週のお話は?」
中野「今が旬の、うきは市の“太陽の桃・サンピーチ”の矢野さんを。」
斎藤「最高!桃大好き!!」
玲子「私たちが一番楽しみにしているかもしれません。来週もぜひ聞いてください!!」